2巻以降に期待
(2008-05-19)
同名ライトノベルの漫画化、原作一巻の前半導入部に相当。当方、原作は全て読んでいる。
絵柄等はカスタマーイメージをあげて置いたので参照されたい。
原作とは物語の進行具合、キャラクターの性格や配置、デザイン等は大きく違うものになっている。大胆なアレンジ、と言って良いだろう。
(例えば主人公の覚悟が早い、ヒロイン等のキャラづけが濃い、ランバルト王族の兄妹逆転等)
漫画から入る場合には原作を知らなくても全く楽しめるだろうが、原作好きは大なり小なりの違和感を感じるやも。
そもそも原作者本人がコミック版のシナリオとして、新たにストーリーを書き下ろしているようなので、違って当然かもしれない。
ストーリーの軸はぶれていないため、内容は原作の紹介に当たってもらうとして、本作である。
良くも悪くも大きな物語の導入部といったところで、説明や解説が多く、伏線に見える場面も多いために、人によっては急ぎすぎの感を覚えるだろう。
しかし小説ではなく漫画という表現のうえ、月刊誌で連載されているという違いを忘れてはならない。
個人的にはむしろこの紙幅で(なんとなくわかる、といった程度にでも)よくぞまとまったと正直驚いた。
「A君」の魅力はキャラクターとドラマもさることながら、戦争そのものの描写と解説、そこに至るまでの準備にも大きくあると思う。
迫力と勢いを感じはするものの、どちらかといえば流行の画風で現時点では「かわいい」感のある著者の絵が、これからどこまで死山血河に突っ込んでくれるのか注目したい。
(現時点ではオークやゴブリンがヌイグルミに見えてしまう。本格的な戦闘シーンでは変化するかもしれないが)
1巻全体を評するのであれば「あくまでプロローグ」といったところか。
絵は可愛い、コマ割りも悪くない、戦闘には生生しさと血が少々足りない。
素敵な画を描かれる著者の今回がモノクロコミック初陣ということで、次第次第に素晴らしい漫画を見せてくれると期待する。
掲載誌が掲載誌なだけに難しい所もあるだろうが、どうか「戦争」を描ききって頂きたい。
原作者も「2巻ではもっとすごいことになります」と書いておられるので、ストーリーにも期待。
是非打ち切りなどに遭遇せず、盛り上がるシーンにまで持っていって頂きたい。
散々ネガティブなことを言ってきたが、買って損などということは全くないので、絵が気に入ったのであれば購入されて良いと思う。
本作品に期待(いい加減しつこいか)すればこそとご容赦をば。
☆3 + 2巻以降への期待感をこめて☆1。カバーはずすとおまけ有。
長文になったが最後に、本作を読んで興味を持たれた方は原作にもあたってみることを強くオススメする。
小説とは全く違う導入部!でもA君らしさも・・・
(2008-05-12)
収録内容
第1話 小野寺豪士、17歳
いてもいなくても同じ、何をしても無視される少年豪士、そんな彼の前に謎の少女が現れて・・・
第2話 戦乱の天地へ
人族と魔族の戦う戦場へ光と共に舞い降りた豪士、そんな彼を人族ランバルト軍は・・・
第3話 魔王陛下がお呼びです
豪士を助け撤退する魔族、そんな彼らに豪士はある提案を・・・
第4話 魔族たちの都
魔王と会った豪士だったが、彼の提案から逃げ、魔族の都たるワルキュラをスフィアと見て回ることに・・・
第5話 きみならば、できるさ
ランバルトでは国王フェラールに対し姉のシレイラが・・・
なんか一般用にキャラクターの濃さや設定の濃さを薄めたような作品ですね。
原作との設定との判りやすい違いは、ランバルト側で真の実力者シレイラちゃんが妹から姉に代わっている点と、なんといっても豪士くんの性格設定?(状況設定)でしょうか
原作の濃いファンにはちょっと・・・(物足りなさを感じるかも・・・)でもこれはこれで・・・
コミックから入ったファンの方は一気に4巻まで読むことをお勧めします(第1話の彼女の正体が判ります)
小説のコミカライズです
(2008-05-11)
コミカライズではありますが、原作者が漫画用にシナリオを作り直しているそうです。
まぁ私は原作を読んだことが無いので、どのあたりが変わっているのか分かりませんが(汗
漫画版の絵師は松本規之さんが担当。実力派なだけに、絵はすごく上手いです。
ヒロイン達だけでなく、モンスターも可愛く描いていて愛着が持てました。
突然異世界に連れてこられた少年、というのは王道かもしれませんが、この作品にはその中でもオリジナリティが有り、とても面白い。
1巻ではまだまだ謎が多いので、今後の展開が楽しみです。