いい『音楽』だ
(2008-11-12)
何故こんな曲が売れないのかー。
つまりエグザイルのようにメジャーにならないのかー。
みんなエベックスとかKT容疑者作の商品を聴く前によ、、シカゴのブルースとか、日本の民謡とか、世界の民謡とか、トムウェイツとか、モンクのジャズとか、シャンソンとか、カンツオーネとか、ファドとか、もっとちゃんとした”音楽”を聴こうよ。
そんなのを聴くと前述のエベックスとかKT容疑者作始め今のJPOPってやつが音楽じゃなくて、『商品』って事実がよく見えてくる。
で。今どきそんなんじゃないちゃんとした音楽をやってる人ってのは実は少なくはないんだ。
多くはないけど。
メジャーじゃないだけ。
夜のストレンジャーズの悪いとこは、唯一、メジャーじゃないって事。
何故これがメジャーじゃないのかってとこに、私の怒りがあり、アイデンティティがある。 あるんです。
新たな高みへ
(2008-10-21)
ファン待望のニューアルバム。これだけ新作が待ち遠しかったのも珍しい。
アルバム中の白眉は、「泥の川」「おやすみ恋人よ」の2曲。ずば抜けていい。
ジャンルを超えた音楽の素晴らしさで、聞くたびに涙がにじむ。
この2曲でみうら氏は新たな次元に到達した、というか昇華したと言えるだろう。
「泥の川」。何のとりえも無い、例えば僕のような男も含めた全ての人への応援歌。
それぞれの泥の川で、のたうち生きている、全ての人への応援歌。
そしてみうら氏渾身のギターソロ。ボーカル以上に「語る」ギターソロ。熱い。熱すぎる。
サンボマスター・山口がかつて詞で放った名セリフ、
「言葉に出来ないから俺はギターを弾く訳ですよ!」を思い出す。
そして「おやすみ恋人よ」。この歌には嘘や大風呂敷、若い時分にありがちな、
かっこつけて背伸びした愛情がない。疲れきった恋人に、歌中の男は毛布を
渡してあげる事しか出来ない。薄っぺらい励ましなど、既に何の意味もなくなるまで
年を重ねた2人、それでも年甲斐もなく、涙がこぼれそうになる事だってある。
そんな時に「おやすみ、明日また会いましょう」といって毛布を渡してあげられる、
その優しさは本物じゃないのか。
全てを分かって黙って受け入れてあげられるってこういうことじゃないのか。
この2曲の通奏低音は「疲労感」である。やみくもに元気な奴は昔から信用できない。
疲れているからこその説得力。ぶっきらぼうだが力強く、そして温かい。ポーグスのシェーンのような。
素晴らしい曲を聴いた。音楽を聴き続けて本当に良かった。
みうらさん、すごい歌をありがとう。毎日泣きながら聴いてます。