ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
最も歌っているアルバム (2008-06-19) ピアノ・ソナタ第5番 Op.10-1が1964年9月15日、ピアノ・ソナタ第6番 Op.10-2が1964年7月29日、ピアノ・ソナタ第7番 Op.10-3が1964年11月30日いずれもニューヨーク、コロムビア30番街スタジオにて録音。グールド20枚目のアルバム。 グールドは2枚目のアルバムでベートーヴェンの後期最後の3曲のソナタを取り上げ、次にピアノ協奏曲をほとんど取り上げ、この初期のピアノ・ソナタへと回帰している。つまりはやりたい順序、とも言えると思う。色々ベートーヴェンに対しては文句をライナー・ノートやインタヴューで発している割にはベートーヴェンの録音はとても多く、最も評価していたR.シュトラウスはとても少ない。この辺がグールドらしくて面白いところだ。 このアルバムの第5番の第1楽章など歌曲かと(?)思うばかりに歌ってしまっていて、極めて上機嫌かつ楽しそうである。絶対にベートーヴェンを弾くことが楽しくない、とは思われない。むしろ一番のお気に入りのようにも感じられる。なかなか一筋縄ではいかないのがグールドである。