EMIミュージック・ジャパン
ジャケットだけではない、ロキシー・ミュージックを聴くスリルに満ちた作品 (2008-02-23) ロキシー・ミュージック74年発表の第4作。ロキシーの70年代のアルバムのジャケットは物議をかもすものが幾つかあるが、本作はその最たるもの。アメリカ盤では美女2人(うち1人は元男性)が削除され何の面白味もないものになった。では日本盤はどうしたかといった、LP発売当時の珍騒動の詳細は中の解説文を読んでいただくとして、収録曲の中ではロキシーのライヴの定番になったアウト・オブ・ザ・ブルーがピカ1だ。70年代ロキシーにおいてイーノ脱退後に参加したのがエディ・ジョブソンだが、この曲での彼のヴァイオリンは本当に素晴らしい。この曲のために本作を買っても惜しくないはずだ。他の曲も70年代ロキシーの最高峰「サイレン」に向かう一歩手前の完成度の高さを示す。例えば#1はタイトルからしてかっこよく、後に発売されるDVDのタイトルにもなった。#3、#8もロキシーならではの忘れ難い曲だ。ロキシー初心者には70年代ロキシーの作品の中では「サイレン」の次に本作に耳を傾けることを薦める。ただし、ロキシーのことは何も知らない家族に本作が見つかってアルバム・ジャケットが原因であらぬ誤解を招くことがないよう、ご注意を。