"Atari World"の創出を
(2008-09-21)
中孝介の資質とその声が非凡であり、多くの人に感銘を与えることは間違いない。小生がこのCDを購入したのも、随分前に一曲彼の歌(「花」)をTVで聴いて、もっと聴きたいと思ったからだ。
アメリカにRaul Midonという超新星がいる。彼も世界中のあらゆる音楽に通じており、その1stアルバムでは、これでもかというくらい盛り込んだのだが、誰のものでもない、彼独自のuniqueな「世界」を表現している。
一方で、中孝介のこのアルバムであるが、01.花、025.Going on、05.Ave Maria 辺りはやはり素晴らしい。
だが、トータルとしてみるとき、中孝介の独自の「世界」が現れてきてないと思う。
・・・その責の一端は、プロデューサにあるのかも知れない。
”僕が歌うとこの歌はこうなりますよ”的なものではなく、
音楽を心底愛している中には、是非彼にしか表現できない”Atari Wold”を創造して欲しい。
期待してます。
良い
(2008-04-09)
“地上で最も優しい歌声“のキャッチコピーで購入しました。
最初は少し期待し過ぎたとこもあってパッとしなくて、、
でもなかなかの良作でいまではヘビロテで聴いてます。
「恋の栞」のR&Bなメロディや各曲のファルセットなどが素敵、
「思い出のすぐそばで」から「星空の下で」にかけて聴くのがいい感じ。
癒されまくり
(2008-02-20)
いいですよ、本当に
すっごく素敵です
癒しの一枚になります
いや、すごい歌声
(2008-01-10)
中孝介の名前はずいぶん前から知っていたが、じっくり聴いたのは最近である。最初に評価されたのは台湾や香港らしいが、その独特の歌唱法や節回しは好みが分かれそうだ。しかし、この人の凄さはその声にある。高音の響きを生かしたり、ファルセットを多用したシンガーは数多いが、この歌声の深遠さはどうだろう。技術を超えて、魂に直に触れるような歌声。現在でも充分素晴らしいが、時代と楽曲とが一致した時、さらに大きな飛躍を遂げる気がする。
「なつかしゃ」が意味するもの
(2007-12-30)
歌い手として大切な要素は、ワンフレーズを聞いて誰が歌っているかをリスナーが分かることだと思います。美空ひばりしかり、松田聖子しかり、そして中孝介しかり。
中孝介の声に含まれる倍音の多さが心地よさにつながり、素晴らしい個性を持った歌い方がその魅力を増しているように感じます。
言葉には歌詞を伝えるという役割がありますが、日本語の意味が分からない中国、台湾、香港でいち早く中孝介の存在を認めたのは、その歌唱の温かさがアジア全体の共有文化を表現しているからだと思います。
多くの文化が、海を越えて大陸と日本とを結び伝承したように、奄美大島をルーツとするシマ唄の中にはアジア圏全体を包みこむ心地よさのエッセンスが詰まっているのでしょう。
勿論ヒットした「花」も名曲だと思いますが、江崎とし子作詞・作曲の「それぞれに」がいいですね。人生につきものの別れは新しい旅立ちの始まりだ、ということをステキな歌詞とメロディに乗せて歌いあげています。メッセージを伝える歌唱というのは実に難しい作業です。歌心があって、それを見事に伝える巧さとが相俟って始めて心の琴線に触れる訳ですから。「なつかしゃ」の本質はそこにあるのでしょうね。
ラストに歌われる「家路(piano ver.)」は絶品でした。ステージで200回ほどコンビを組んできた黒木千波留のピアノとの相性は抜群です。ライヴと同様、一発録りの凄みがその歌とピアノからストレートに伝わってきます。人の心の奥底にダイレクトに伝わる歌の持つ力の凄まじさに圧倒された思いです。この曲を聴くだけでもこのアルバムの値打ちはあると感じました。