バルサ、どこへ行く?
(2008-02-04)
もう川井憲次氏しかいないだろう、と思わせる原作の世界観を
本当に見事に音楽と映像をリンクさせて提示させる。この圧倒的な
世界は毎回クオリティを全く落ちずに提示される。
十八番の無国籍風メロディと打楽器の織り成す、ある種乾いたメランコリー、
そして燃えるバトル・シーンの背景でかかる躍動感溢れるトラック。
悲しみを抱いた主人公バルサに寄り添う、あの美しいトラックはVOL.2に
お預けだろうか、と思っていたらその通り。
「定道のバルサ」。美しく強く、そして儚いバルサを具現化する最強トラック。
とはいえ、こちらのVOL.1にも「狩る!」「逃げろ!」「バルサ走る」「英雄、立つ」
などの燃えるトラックが目白押し。最強。
しかし、アニメ本編も原作も何れも主人公を含め、脇役の何と魅力的な事か。
シュガしかり、狩人のジンしかり。それぞれが出てくるシーンのバックに、そっと
切なげなトラックがさりげなく流れるところも素晴らしい。この音楽が無かったら、と
想像すると・・・。
サグム王子の臨終の瞬間を演出するあのトラック。「一人逝く君よ」。
サグム王子の最後の言葉とともに、飛び立っていく鳥。
名シーンの一つ。落涙。本物の天才、川井氏の面目躍如。
HPの選曲は26番目
(2007-11-06)
購入する動機となった曲は、“英雄、立つ”です。精霊の守り人のHPにアクセスすると流れてくるアノ曲です。
この曲欲しい! と思ったのはいいけれど、サントラに収録されているかが分からず、しばらく悩みましたが買って聴いてみることにしました。収録されていて嬉しかったです。
このサントラでいうと私は静かな曲よりも、戦闘シーンで使われている曲など躍動感のある曲(7狩る!17逃げろ!24バルサ走る)の方が好きです。
まさに、日本ならではの作品に音楽も一級品。
(2007-05-13)
一話一話に使われる音楽がとても新鮮なものから斬新なものまで様々。一曲一曲が本当に奥深い作りになっていて、胸に残ります。
川井憲次氏は今までに本当に様々な作品を手掛けていて、どれも必ず胸に残る音楽を作られてきています。
が、今回の『精霊の守り人』は過去のものとは比べようにも比べられないほど、素晴らしい出来に仕上がっています。
今回の作品は前半部を飾る音楽集になりますが、特に素晴らしい音楽と思えるのが戦闘シーン。3話目の序盤に使われた曲や6話目の敵に追われるシーン等の音楽はまさに日本独特の雰囲気に川井氏の腕が唸ります。
作品を観ているこちらは作品を目で追い、音楽を耳で追う感覚になりますが、それほどどちらもクオリティーが高く、気付けばタイナカサチが歌う「愛しい人へ」が流れ始め、一話30分なんてあっという間。
少し残念なのがエンディングの「愛しい人へ」がフルバージョンではないことです。とは言っても、作品自体もすごければ音楽自体でも、それに勝るほどの力量なので十分に満足のいく音楽集になっています。大袈裟だと思うかもしれませんが、聴けば一発で胸を撃ち抜かれます。
まずは作品を観賞していただいてからの方がよりリアルに聴こえてくるはずです。
次回作も期待したいです。お薦めします。