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ワルツ・フォー・デビイ お気に入りに追加
ビル・エヴァンス
スコット・ラファロ
ポール・モチアン
出版社・発売元:

ユニバーサル ミュージック クラシック

媒体: Music
ランキング: 99505
発売日: 2007-04-11
カスタマーレビュー

 夜の女王  (2007-09-09)
 エヴァンスの品の良さはハンパない。 こんな人間は本当にまれだ、あらゆるピアニストのなかでも五本の指に入るすばらしさだ。ドラムの切なく泡立つような音やベーシストの夜の果てまで開放されていくような不思議な弦さばきも、この音楽が奏でられた場所は夜の女王のフィールドと化す、この作品は本当にたくさんの人に聞いてもらいたい。
真のマスターピースと呼べる。

ピアノとベースの間の緊迫感  (2007-06-13)
ビル・エヴァンスのピアノとスコット・ラファロのベースが、とても聴かせるインタープレイを奏でています。特に2曲目の前半はすごい。ピアノのリズムをとる楽器ではなくて、ピアノと対等な楽器としてベースがフィーチャーされているのが印象的。ピアノとベースの間の緊迫感がみっちりと感じられます。

ワルツをジャズに最初に持ち込んだのはビル・エヴァンス  (2007-05-01)
1961年6月25日 ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードにて録音。わずか11日後、1961年7月6日に25歳の若さでラファロを交通事故で失うことになる。

僕はワルツをジャズに持ち込んだのはビル・エヴァンスが最初じゃないかな、と思う。ビル・エヴァンスより前のジャズ・プレイヤーでまともにワルツをやった人物を思いつかないのだ。つまりはインター・プレイのことばかりクローズ・アップされているけど、ワルツという3/4拍子の概念をジャズに持ち込んだと言うことが既に画期的だったんだな、と思えてくる。

次に思いつくのがビル・エヴァンスはおそらくショパンのワルツ、中でもディヌ・リパッティのブザンソンや14のワルツの演奏を聴いていたのではないか、ということだ。

おそらく聴いている。心なしかディヌ・リパッティのワルツのタッチとビル・エヴァンスのワルツのタッチは似たものを感じる。言い切ってしまえば、ビル・エヴァンスはディヌ・リパッティのワルツのリリシズムをジャズの世界に見事に導入したのだと思う。そこに稀代のベーシストであるスコット・ラファロのベースが絡む。ポール・モチアンのドラムが包む。もう何処にもない最高のジャズが誕生したのだ。この演奏が気に入っている人は是非ともディヌ・リパッティのワルツを聴いてみることをお勧めしたい。強く。

録音の現場にいたかった  (2007-04-18)
デビーとはエヴァンスの姪。結婚してしまう姪に贈った曲が「ワルツ・フォー・デビー」。1曲目の「マイ・フーリッシュ・ハート」は恋に身を焦がす恋人の心を歌った名曲。聴かない名盤(特に前衛)も多いけれど、何百回聴いてもあきない。いくら聴いても音質が劣化しないCDで幸せというもの。エヴァンスのアルバムを1枚だけ選ぶとすれば、「ポートレイト・イン・ジャズ」か、この一枚になるのでは?「ワルツ・フォー・デビー」。インパルス盤で、黒人の甘い声のジョニー・ハートマンが歌っているがそちらもお薦め。スコット・ラファロ(ベース)とポール・モチアン)のプレイも、いまさら言うことはない。この録音の現場にいたかった。と、心から思う。

ジャズ至上最高のトリオの最高の演奏です。珠玉の名曲集という言葉は、このアルバムのためにあると思います。  (2007-04-15)
最高のジャズ・アルバムだと思っているこの『ワルツ・フォー・デビィ』が、1100円という嬉しい価格で再発売されました。これをきっかけにビル・エヴァンスの珠玉の作品集に触れていただきたいと願っています。

聴きなれた「ワルツ・フォー・デビィ」ですが、スコット・ラファロのベースを中心に聴いてみると、この曲の軽やかさと同時に奥深さが伺えます。特にテイク1の方を聴いてください。
エヴァンスの音楽を崩すことなく、ラファロは、自分の信ずるままに、雄弁で、絶妙のプレイを残しています。ベースをソロ楽器としてここまで自己主張しても崩れない演奏と構成は見事です。斬新な動きと天才の持つ閃きが感じられました。
彼がその後も存命だったならばエヴァンスの音楽がどのように変化したのかが楽しみだったのですが。

ドラムスのポール・モチアンも二人の影に隠れていますが、上手いブラッシュさばきで、時にはバラバラな動きをするエヴァンスとラファロの接着剤的な役割を果たしています。
三位一体とも言うべきジャズ・トリオの完成です。緊張感も相当ですし、白熱した演奏は名盤の誉れが高いのも頷けます。

どの収録曲も慈しみながら愛聴しています。
ライブ録音の良さは特筆物です。もしスタジオ録音だったらここまでのスウィング感と緊張感は生まれなかったように思います。

その詩的情緒あふれるリリシズムは、他のジャズ・ミュージシャンでは聴くことの出来ない繊細さを保有しています。彼の美意識に貫かれたピアノ・スタイルは、色あせることなく、今も多くのジャズ・ファンに愛され続けています。

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曲目リスト
1.マイ・フーリッシュ・ハート
2.ワルツ・フォー・デビイ(テイク2)
3.ワルツ・フォー・デビイ(テイク1:ボーナス・トラック)
4.デトゥアー・アヘッド(テイク2)
5.デトゥアー・アヘッド(テイク1:ボーナス・トラック)
6.マイ・ロマンス(テイク1)
7.マイ・ロマンス(テイク2:ボーナス・トラック)
8.サム・アザー・タイム
9.マイルストーンズ
10.アイ・ラヴズ・ユー・ポーギー(ボーナス・トラック)

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