自由奔放に
(2007-09-07)
ショパンの24の前奏曲には、他にポリーニの鉄壁の名盤もありますが、
私はアルゲリッチのこの録音にもっとも惹かれます。
美術館に陳列された24枚のキャンバスに描かれた風景画を一枚一枚丹念になぞらえてゆくと、
最後には広大な星空が広がる・・・
そんな情景を思わず想い描いてしまいます。
No.15→16の“静”から“動”へのきりかえがとてもダイナミックで、
感情の起伏を抑えることなく、自由奔放に一気に弾きあげられた
“アルゲリッチらしさ”を終始堪能出来る爽快な一枚です。
彼女の数多くの録音の中でも、間違いなくトップに位置する内容です。
他のカップリング曲もすべてが素敵です。
夜空に咲いた大輪の花のように美しく、ファンタジックなショパン
(2007-02-28)
この一枚のCDに、昔のLPレコードだったら二枚分の演奏が収められています。しかも演奏は、わたしの一番のお気に入りピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。期待に違わぬ素敵なピアノに魅了されました。
殊に、『英雄ポロネーズ』『幻想ポロネーズ』の演奏(いずれも、1967年1月の録音)の、何てまあ美しかったこと! 燦然としたピアノの響き、天馬空を行くが如きダイナミックな躍動感など、本当に素晴らしかったです。
続いては、『スケルツォ第3番』と『舟歌』の演奏。弱冠二十歳になったばかりの、もといっ、十九歳になったばかりのアルゲリッチが奏でた、初々しいきらめきを湛えた演奏。これもいいですねぇ。録音は両曲とも、1960年の7月。
こうした若き日の躍動感あふれるピアノに比べると、やや魅力は落ちる気がしますけれど、『24の前奏曲』の演奏だって決して悪くはありません。あっという間に過ぎ去る記憶の風景を、さっとスケッチして描いたみたいな小品集。
なかではやはり、有名な「雨だれ」の曲(第15曲)が印象に残ります。ドビュッシーの『前奏曲集』につながるピアノの響きを感じましたね。優しく雨ぞ降りしきる、そんな詩の一節が思い浮かんだ珠玉の名品。
1977年2月の録音。
駆け抜けた!!
(2007-02-04)
アルゲリッチの情熱が、僕の耳から脳へ一気に駆け抜けました。爽快感が残りました。やっぱりアルゲリッチは凄いです。特に16番は爽快と言うか痛快です。
おまけに入っている幻想ポロネーズ、英雄ポロネーズもお奨めです。
情熱的
(2007-01-11)
まだクラッシックを聞いて間もない頃に購入した記念の一枚の再発売CDです
アルゲリッチの手にかかると信じられないくらい譜面以上に情熱的な前奏曲に聞こえます
一曲一曲は短いピアノ前奏曲ですが彼女の演奏の印象は深く大変今でも印象に残っています
この美しいジャケットも前奏曲以外の曲も良かったです
アルゲリッチを聞いたことない方でもこのCDを聞けば
彼女が本当にピアノ演奏に深い情熱があるという事がわかると思います