RADIOHEADの中でも異質な触感をもつ作品
(2008-10-14)
この作品は音楽評論家からもRADIOHEADファンからも小難しい事言われてますね。
確かにやや難解な音と雰囲気が醸し出されております。
しかし自分のことに置き換えてみると、初めて聴いたときから好きでした。今でもたまにとても聴きたくなるアルバムです。
暗い作品だけど、やっぱりREDIOHEAD!メロディが良いし卒のない出来!
翌年発表されたAMNESIACとは兄弟作品ですが、こちらの方がRADIOHEADの作品の中で異質感が際立っているような気がします。
まだ聴いてない人、聴いてみる価値は大いにあります。
難しいことを考えず、構えず、まずは聴いてみてほしい。。
十人十色の意見が出るようなアルバムですが、聴いてみないと自分の答えが出ないアルバムです。
I Think You're Crazy, Maybe
(2008-09-15)
静謐さと饒舌さ、両方を兼ね備えているアルバムだ。
冒頭の「Everything in Its Right Place」「Kid A」からいきなり「ザ・ナショナル・アンセム」ですからね。この流れにはさすがだと思った。
「ハウ・トゥ・ディサピアー・コンプリートリー」で再び静かな雰囲気に浸れる。
そして「オプティミスティック」「イン・リンボー」から「Idioteque」!
この流れには鳥肌が立ちそうだった。「僕ら、デマを流そうと思っていない、現実に起こっていることなんだ」というトムの叫びは、我らリスナーへのメッセージではない。内省的なトム=レディオヘッドの独白なのであろう。
「モーニング・ベル」は静かなようで饒舌だ。トムのか細い歌声が、心に響いてくる。歌詞も素晴らしいし。
「モーション・ピクチャー・サウンドトラック」は、この名盤の末尾を飾るにふさわしいネガティヴ・ソング。ちなみに、次回作「アムニージアック」はこれとほぼ同時期にレコーディングされたということなので、「〜サウンドトラック」は、その歌詞のやりきれなさを味わう、というより、「アムニージアック」への橋渡し的な曲だ、と考えたほうが合点がいく。
今なら安く国内盤が買えます。この機会にどうぞ。
氷点下の神秘
(2007-03-31)
他のアルバムと聴き比べて思ったのは、この作品が他のものと比べて明らかに音楽性が異なっていることだ。
OKコンピューター以前のようなバンド的要素やアムニージアック以降のラフさはなく、人間としての温もりなどは一切感じられない。
一般的に聴きづらい作品として捉えられているようだが、私はOK〜よりもずっと引きつけられるものがあった。ズタズタの歌詞を読みながら聴くトムの声と電子音は、不思議と自然に耳から入ってきて、聴き終わった後にもメロディが木霊していた。特に、Idiotequeを初聴した時の不可思議な快感はいつ聴いても色褪せない。
もしベンズやOK〜がイマイチピンと来ないようなことがあったら、是非#6と#8を感じてもらいたい。
救いようのないアルバムですね
(2006-10-26)
国内盤を購入されることを強くおすすめします。
音楽雑誌「snoozer」(国内で唯一トム・ヨークがインタビューを許可した雑誌)
の編集長、田中宗一郎氏の解説が載ったブックレットが付属しているからです。
この解説は絶対に読んだ方が良いです。
読んだ後に、この最低最悪で、誰にも救いようのない(救えない)、音楽史に残る傑作アルバム「KID A」を聴いてください。
殺伐とした音。ロックなのか?
(2006-10-25)
トム・ヨーク自体が『もう、ロックでもなんでもない』ととんでもない発言をしていた。確かにその通りかもしれない。打ち込みの音、複雑に捻じ曲げられた歌声、切れ端を集めたかのような歌詞…。
最初聴いたときは恐怖を覚えた。こんな不気味なアルバムは他にはあまりないはず。
しかし、何回も聴いていると意外とよい。クセになる。あまり受け止められない人も多いと思うが、そこには確かにレディオヘッドのメロディーはある。個人的には優れたアルバムだ。
OK Computerがこの世を超越した無限の世界だとしら、このアルバムの世界は無…黒でもなければ白でもない。そう思う。