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2008/08/30 12:08:55 現在
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パブロ・ハニー お気に入りに追加

出版社・発売元:

EMIミュージック・ジャパン

媒体: Music
ランキング: 33933
発売日: 2008-06-11
レビュー (Amazon.co.jp)
   無名のブリティッシュ・バンドがアメリカでシングルをヒットさせ、その1曲のみで語られるようになり、成功がかえってバンドをダメにしてしまうという結果に終わる――さんざん繰り返されてきたパターンだ。幸いなことに、オックスフォード出身の5人組、レディオヘッドは、途中までこのパターンに沿いつつ大成したという例外的なバンドとなった。レディオヘッドの場合、重荷となった曲は「Creep」――パラノイアと自己嫌悪とみずからの妄想に捧げられた超ド級のアンセムだ。あらゆる意味で、この1曲の存在はあまりに大きかった。

   だが、『Pablo Honey』は決して「Creep」がすべてというアルバムではない。「Anyone Can Play Guitar」は、間違いなく「Creep」に匹敵する。フィードバック・ギターの分厚い響きに包まれ、黙示録的なコーラスへと一気になだれこむ曲だ。フロントマンのトム・ヨークは歌う――「世界が変わり、ロンドンが燃え上がるとき、僕はギターを持って海辺に立っているだろう(As the world turns and as London burns, I'll be standing on the beach with my guitar)」。これを超えるインディー・ロックはめったにあるものではない。ほかに、「Vegetable」と「Prove Yourself」もこれに近い輝きを放っている。『Pablo Honey』は、レディオヘッドが『The Bends』、『OK Computer』と進化していくにつれ影の薄いアルバムとなっていったが、興味をそそるデビュー作という以上の内容が感じられるのは確かだ。(Louis Pattison, Amazon.co.uk)

カスタマーレビュー

美しくなりたい  (2008-08-25)
 知り合いに「最初の頃のレディオヘッドって結構普通のロック・バンドじゃない?」と言われて、後ですぐに否定したけど一瞬でも「そうかも」と思ってしまった自分が恥ずかしい。“クリープ”が入っていて“エニワン・キャン・プレイ・ギター”が入っていて“プルーヴ・ユアセルフ”が入っていて“アイ・キャント”まで入っている。こんな破格のデビュー・アルバムが他にあってたまるかってんだ。今聴いても凄まじいデビュー・アルバムだよな。
 「俺には居場所なんてない」「俺なんて死んだほうがマシだ」「頑張っても俺にはできない」といった数々の自己否定でトム・ヨークはこのアルバムを埋め尽くした。死ぬほどなりたいものにもなれず、死ぬほど手に入れたいものにも触れられず、かといって開き直ることもできない無力な男のやり場ない諦念から生み落とされたロック・アルバム。絶望的というより絶望そのものとでも言うべきこんなアルバムがみんなのロックの名盤であるわけがない。でも、無力なのは彼だけか? 美しくないのは、彼ひとりなのか? 一般的な評価はまだまだ中身に相応しいものでないような気がする。少なくとも僕は、「怪物」と化し時代やロックの在り方を含むあらゆる物事に懐疑的な目を向け本当の「正しさ」を追い求めた後の巨大なレディヘ像より、美しくない自分に絶望し窒息しそうになりながら、そんな自分を嘆くことでしか存在の自己申告すらできなかったこの頃のトム・ヨークが好きだ。むしろレディヘの作品群の中ではこれが一番好きなぐらいだ。そして、この男を絶望から連れ出して「その先」へと導く唯一の救いとして鳴り響いた収録曲の数々は、だからこそ切なく悲劇的であり、余りに美しかった。

これがあのレディオヘッド・・・?  (2008-07-04)
Radioheadの魅力の一つは、彼らの音作りだと思います。
でもこれぞレディヘだ!と言えるのは「Bends」以降のこと。
正直音に限って言ってしまえば、このアルバムは信じられないほどレディへ
らしくない。

「Amnesiac」の頃から彼らの存在が気になりだした自分は「Bends」「OK Computer」
といった傑作を毎日のように聴いていて、その凝った音作りに感激していたわけです。

それが初めて本デビューアルバムに手を出した時の第一印象といったら!
「これがレディヘ?巷のロックバンドと同じじゃん!」

このアルバムの発表が’93年。「Bends」リリースは’95。たかが2年で
これほどまでに変わるのかと、腑に落ちないものがありました。

雑誌で読んだ記憶ですが、事実メンバー自身も
「僕たちの本当の意味でのデビューアルバムはBendsなんだ。」
と言ってました。またこの「陳腐」とまで言いたくなるような音の原因は
彼らがまだスタジオワークというものに慣れていなかった為だとか。

そんな期待外れな印象を受けたわけですが、聴き込むうちにやはりそこは
レディへ!いい曲が結構あるんです。
「Creep」は有無を言わさず名曲。しかしそれ以外にも佳曲は多い。
例えばイントロが印象的な「Blow Out」。かなり好きです。本作以降の
レディへ作品に通じるダウンテンポで曲展開の良い秀逸なナンバーだと
思います。

「OK Computer」「Kid A」など、高みに登ったレディへに慣れ親しんだ後
本アルバムを聴こうとしている方、ご注意を。
自分と同じ肩透かしを喰らう可能性、大です。

でもよく聴いて下さい。これも間違いなくレディヘです。妙に軽率に聞こえて
しまう音作りながらも、確実にその後のRadioheadへ通ずる楽曲の良さが
窺える秀作なんです、じつは。

確実に他の作品に比べてクォリティーは低いですが、レディへファンなら
買って損はないアルバムだと思いますよ。

Creep  (2008-05-31)
に目を当てられがちなアルバムではあるんだけれど、個人的にはユー・エニワンキャンプレイギター・アイキャントのほうが好きかなと
クリープのミュートカッティングが聴きたくて買ったアルバムではあるけれど、ディスクが擦り減る程聴いたのはやっぱりこのバンドの凄さなのかなーと感じました。
もしレディオヘッド聴いたことない人がいたら是非このアルバムからはいって欲しいと思います

英ロック界の異端児、登場  (2006-11-26)
初期レディヘは「ニルヴァーナのコピー」と言われた事がある。また、トム・ヨークは昔「カート・コバーンの次に“天に召されそうな”奴」と言われた。なんだそりゃ?である。それらの声は、このデビューアルバムの(そしてニルヴァーナの)ネガティヴな一側面のみが引き合いに出され、発せられたとしか思えない。事実、レディヘはこのアルバムの後わずか7年で貪欲なまでの革新性でもって「KID A」の高みにまで昇りつめてゆき、単なる「コピー」でないことを証明してみせた。このファーストの発表当時だって英国のバンドでありながら、当時芽生え始めたブリットポップ勢とも同じに括られた事なども無かったはずだ。“クリープ”のサビ前の例の「ガガ、ガガッ」というギターカッティング。当時それだけで充分個性的であったし、本人たちが意図する、しないに関わらず、このアルバムですでに今日への布石は打たれていたと思う。

イイです  (2006-11-12)
このアルバムは一般的な評価が低いらしいんですが、聴いてみたら意外と良かったです。最初は『Creep』の出来が素晴らしいので、この曲だけが浮いてるような感じがしたのですが、聞き込んでみると他にもいい曲があり結構ハマりました。

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曲目リスト
1.ユー
2.クリープ
3.ハウ・ドゥ・ユー?
4.ストップ・ウィスパリング0
5.君への想い0
6.エニイワン・キャン・プレイ・ギター
7.リップコード
8.ヴェジタブル
9.プルーヴ・ユアセルフ
10.アイ・キャント
11.ラーギー
12.ブロウ・アウト
13.ポップ・イズ・デッド
14.インサイド・マイ・ヘッド
15.ミリオン・ダラー・クエスション
16.クリープ
17.リップコード(ライヴ)

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