ジョージのアコギが美しく響く、もう一つのマスターピース
(2008-04-10)
バングラデシュ・コンサートの次に届けられたジョージのソロアルバム。当然のごとく全米No1アルバムとなった傑作。コンサートの成功で、いかに乗っていたかがわかるよね。シングル(1)「Give Me Love」も全米1位と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。
ただよ〜く聞き込むと、この頃から“ハレ・クリシュナ”がより強まり、タイトルに“Lord”が増えてきて、宗教にまったく無関心な僕のようなリスナーからすると、少し説教くさいかな(笑)。また、本来は前作「All Things Must Pass」と同じく、P・スペクターがプロデュース予定だったものが、スペクターが“失踪“してしまったがため、セルフプロデュースとなってしまった。そのためかどうか、バラッド系の曲が多く、メリハリに欠けるキライがあったり、サウンドプロダクションの詰めが未整理な部分が見受けられるところは惜しい。
とは言え、これも70年代を代表する名盤であることは間違いない。リマスター効果で各楽器の音色もクリアになり、ジョージ独特のアコースティックギターが美しく響く。DVD付のセットもあるが、そのDVDはヒドイ代物なので、こちらを強くお勧めする。
この2曲
(2006-08-16)
CD未発売のディープ・ブルー(シングル”バングラデシュB面)とミス・オーデル(シングル”ギヴ・ミー・ラヴ”B面)をボーナストラックで聴けるのが最大のセールスポイント。かなりコアなビートルズ&ジョージファン向けのリイシューではあるが、本編も一般向けに駄作のないポップセンスの溢れたナンバーが並ぶ。全米ナンバー1の「ギヴ・ミー・ラヴ」をはじめ「ザ・デイ・ザ・ワールド・ゲッツ・ラウンド」、「ザ・ライト・ザット・ハズ・ライテッド・ザ・ワールド」などのバラードがお勧め。テンポの良い「スー・ミー、スー・ユー・ブルース」や歌詞にジョン、ポール、リッチーの名前が飛び出すアルバムタイトル曲「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」も楽しい。初回生産限定DVD付スペシャル・エディションも発売になる。こちらの蔵出し?のレア映像もファンには見逃せない。