偉大な音楽に頭が下がる
(2006-08-26)
私は音楽のことが何一つ分かってないし、私にこの人を評価する権利が
あるのかとも思ってしまう。私個人で聴けば、古い楽曲を出してるなと
感じてしまう部分があったが、この人の声や感性は決して衰えることが
無いのだと思ってしまう。あらゆるジャンルを歌いこなし、人を温かく
包み込んでしまう声や、抜群の感性で奏でる音楽は、古い楽曲や音作り
さえも斬新で名曲に変えてしまう。普通なら衰えるだけの感性がこの人
は進化し続け、全てを新しく歌い替えてしまう。デュエットでも、張り合ってる
感じが多い中で、この作品は、歌う相手を包み込んでしまう声と尊敬
する声が合わさって素晴らしい音楽となってしまってる。偉大な音楽
の前には「センス」云々より、(もちろん「センス」も抜群だと思うけれど)声や、
その人が包み込む大きな力が心を掴んで私の心を温かく
させてくれる。感性はほとんど退廃してしまうものと言われてるが、偉大な
人間は時間を肥やしにして進み続ける。才能と進化を諦めなかった奇跡
の歌声と呼ぶのは過剰評価なのだろうか?
ジーニアス・ラブ^永遠の愛
(2005-05-23)
レイ・チャールズがこの世を去ってもう1年がきます。いつかは、このCDをと思っていましたがやっと決心して購入しました。ウイリー・ネルソンやB.B.キングとのデュエットが特に素晴らしく、録音風景などが目に浮かび、このCDを手にした世界の人びとと共に、(永遠の愛)に出会えたことが幸せに思います。湯川れい子さんと矢口清治さんの心湧き出る解説と訳・猪俣浩一さんと対訳・小山さち子さんの訳があればこそで、これは正にこの世の楽しみ・生きる楽しみ・生きる力・を与えてくれる一曲です。
宝ものとは、こうゆうものの事だと思いました。
まさに奇跡のCD
(2005-04-24)
ソウル・ミュージックの帝王と呼ばれたレイ・チャールズも、全てデュエットで通したアルバムを作った事は一度もありませんでした。
その悲願が、このCDで達成される事となりました。
レイの歌声は絶頂期の頃よりも、若干力強さが無くなってはいます。
しかし、親しみのある暖かい歌声で、デュエットとも上手く調和し切れています。
豪華な共演者と、深みのある歌声が交わり合うハーモニー。間違いなくレイ・チャールズ最高のアルバムであると、私は思います。
ただ収録時は決して体調が良くなかったそうなのですが、歌声からはそんな事は微塵も感じさせません。
それは恐らく、レイが最後の力を振り絞ったからこそ、「ジーニアス・ラヴ」が完成できたのでしょう。
もう、レイはこの世にいません。
ですが、彼の遺してくれた名曲の数々は、私達が忘れない限り消える事はないでしょう。
私は一人のファンとして、老いきっても彼の歌声を聞き続けていきたいです。
すばらしい
(2005-04-19)
レイ・チャールズの最後の作品になってしまったアルバム.デュエット相手はいちいちリストアップできないほど多すぎ,そして豪華すぎます.人種も音楽ジャンルも年齢も違うアーティストと楽しそうに共演しているレイ・チャールズが目に浮かぶようです.自分の音楽世界を主張するだけでなく,相手に敬意を払ってうまく合わせているというか,絶妙な掛け合いが絡んでいるのが楽しい.どの曲もすばらしいですが,個人的にはノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、エルトン・ジョンとのデュエットが特に印象的.
豪華絢爛な共演者
(2005-04-12)
豪華絢爛な歌手と共演。ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、B・B・キング、ナタリー・コールからロックのエルトン・ジョン、グラディス・ナイトにカントリーのウイリー・ネルソンまで。よくもこんな有名歌手を共演者に集めた。さすが、レイ・チャールス。晩年それも死の直前だが、声の伸び、声量などたいしたものだ。制作したレコード会社はジャズでは駄盤が少ないので有名なコンコード。めちゃくちゃうまい大オーケストラをバックに御大が歌いまくる。これでヒットしないはずはない。どれもこれも上出来だが、個人的にはウイリー・ネルソンとの一曲。フランク・シナトラの持ち歌で有名な「イット・ワズ・グッド・イヤー」が心に沁みる。レイ・チャールスの数々の名盤のなかでも、出色の一枚。ジャズ・ファンでもクラシック・ファンでも誰でも楽しめる。レイ・チャールズの黒めがねに、ピアノの鍵盤が写っているガヴァーの写真もいいですね。(松本敏之)