茨城弁て真似るの以外に難しい?
(2005-10-16)
稲川節もここにきてますます洗練されてきた感じです。音楽のアルバムの構成のような統一感と、独特の雰囲気があってカッチリまとまっている印象を受けました(BGMが絶妙)。タイトル「水路の怨霊」はレビュアー自身が茨城出身なので(茨城弁で表現する部分がある)、ああ、雰囲気はでているけど真似るのって以外に難しいのかな~なんて思ったりしました。例え、多少作りこみの部分があったとしても、怖さ加減、臨場感は上位の部類だと思いますよ。稲川ファン、怪談好きでない人は最後まで聴けないでしょう。
円熟味を増した語り部・稲川淳二を感じる一枚
(2004-11-23)
「緑の館」など稲川氏の怪談ツアーでの代表的な話や
恐さの中にどこか癒される怪談「紫のワンピース」等
他にもさらに語り部として円熟味を増した稲川淳二が
伝わってくる作品が揃っています。
映像のないCDだからこそ、稲川淳二がより一層耳で
聞く恐怖を演出してくれています。
講釈師になってしまった稲川
(2004-07-27)
自らの実体験を淡々と語る、あの異様に怖かった稲川はここにはもういない。
いかにもこの時期用の講談のために創作されたであろう、季節商品の安っぽい怪談を売る講釈師になってしまった。
身の回りにそうそう色々な体験が起る事もないだろうが、“需要”に応えようとヘタに商売っ気を持ち過ぎるとその努力
(力みかえったネタのわざとらしさや大袈裟な節回し)と裏腹にどんどんと水っぽく、つまらなくなってしまうのは哀しいかな必定。
ここに収められた「怪談」を怖いと感じる人は現代にはいないのではなかろうか?怖くない怪談はただの“話し”である。