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アストル・ピアソラ・ライブ・イン・トーキョー1982 お気に入りに追加
アストル・ピアソラ五重奏団
出版社・発売元:

P-JAZZ

媒体: Music
ランキング: 24986
発売日: 2004-06-23
カスタマーレビュー

凄い  (2007-07-18)
 よく言われるように録音状態などで少し不満がないでもないですが、何と言っても演奏が凄すぎます。
 アルバムを通して無駄な音は一音たりとて収められていないとは思うが、中でも私の心を捉えて離さないのはAAとtangata。あまり詳しくない私は「これもタンゴなん?」なんて思ってしまいますが、もうそんな細かいことはどうでもよい。
 AAの、全体に漲る緊張感、即興を大胆に取り入れながらも、クライマックスに向けて凝集されていく楽曲の確かな構成感。なんとも凄い仕事をしたピアソラに脱帽。天才なんて言葉ひとつで片付けてしまうなんて、おこがましくてとても出来るものではない。このアルバムの演奏より凄いものがあるとは俄かには信じがたい。何度でも聴けるし、聴くたびに魅力はますます深くなるばかりで、あり得べきこれ以上の演奏を想像する力は、私にはない。私は、不当な絶版状態にあると思われるライブ版『AA印の悲しみ』は未だ聞けずにいる人間だが、少なくとも、こちらしか聴いたことがない人間には、そう思わせるだけの充分な力がある。

 このアルバムを発売まで漕ぎ着けた方々の熱意も、充分に頷けるものだ。ピアソラに興味を持った人間には必ず聴くべきである。
  

製作者の熱意に  (2005-04-17)
絶頂期の演奏に加えて、ピアソラの気迫、緊張感、ライブの高揚が伝わってくる名盤です。
また曲目も、悪魔と天使がせめぎあうようなピアソラ音楽の世界観を、存分に味わえるものになっています。

高い評価を受けつつもNHKがマスターテープを破棄(!)したために幻の音源だった、という曰くつきのCD化ですが、
解説を読むと、その価値と、音源を発掘して世に送り出した人たちの熱意が強く感じられ、単なる話題性だけの
CDではないことが分かります。

また、帯封の裏に書いてある、1984年の来日公演のCD化(音源を募集中とのこと)が待たれます。
併せて、この場を借りて、現在廃盤となっている 『AA印の悲しみ』『ライブ・イン・ウィーン』
(ともに学研プラッツ)の再販を切に希望します。

ピアソラのMCに涙があふれてきました。  (2004-11-03)
 1982年11月初来日公演3日目、最終日のピアソラと5重奏団のLIVE・CDである。

 斉藤充正氏と高場将美氏による32ページもの立派な封入ブックレット(ピアソラや当時のタンゴを取り巻く状況を解説した貴重な歴史的資料価値あり)によると、今でこそ「タンゴの革命児・ピアソラ」の彼も、当時はアルゼンチン本国で伝統主義タンゴ・ファンから排斥、批判を受けてきた。日本も厳然たるタンゴの文化があり征服欲と不安の中での公演だったようである。

 最終日公演なかば「天使のミロンガ」の演奏に続き、ピアソラの肉声によるMC、そして演奏は「AA印の悲しみ」へと続いていく。
 
 アストルのMC原文を一語一句、目で追っていきながら高場氏の訳文でその内容を理解したとき感情の高まりを抑える事ができませんでした。とても大切にしたいアストルの名盤の1枚です。

1982年の来日公演最終日の演奏  (2004-07-14)
ブックレットにはこのCDの成立の経緯が次のように説明されている。

ピアソラ初の来日公演はNHKによってデジタル録音され、FMで放送された。しかしそのマスターテープは放送後破棄されたため、本盤では、そのマスターからダビングしたものとラジオ放送された際にエアチェックしたテープを併用し、音質を補正しながらデジタルリマスターしたものを使用している、とのこと。また、放送されなかった曲も含めて当日のコンサートの模様がほぼ全て収録されているという。

オリジナルのマスターによるものではないとのことなので、聴く前はどのような音質なのかと心配したが、聴いてみると音質は悪くない。むしろ良好といって良く、普通に聴く分には特に問題は感じない。最近のデジタルリマスター技術は本当に進歩しているようだ。

ピアソラの新旧の代表曲から幅広く選曲されバラエティーに富んだ内容、演奏は初来日ゆえの緊張感のある完成度の高い演奏で、文句のつけようはない。個人的には、ピアソラ自身がMCで「これは未来のタンゴだ」と語った後に始まる「AA印の悲しみ」(上の曲目リストでは抜けている)、また、ゲストで登場し「ラ・クンバルシータ」「ロコへのバラード」など4曲を堂々と歌い上げている藤沢嵐子との共演が強く印象に残る。
パッケージデザインの良さやブックレットの解説などを含めて、このCDをリリースすることに対する制作者の意気込みが伝わってくるような好盤である。

1982年の来日公演最終日の演奏  (2004-07-14)
ブックレットにはこのCDの成立の経緯が次のように説明されている。

ピアソラ初の来日公演はNHKによってデジタル録音され、FMで放送された。しかしそのマスターテープは放送後破棄されたため、本盤では、そのマスターからダビングしたものとラジオ放送された際にエアチェックしたテープを併用し、音質を補正しながらデジタルリマスターしたものを使用している、とのこと。また、放送されなかった曲も含めて当日のコンサートの模様がほぼ全て収録されているという。

オリジナルのマスターによるものではないとのことなので聴く前はどのような音質なのかと心配したが、聴いてみると音質は悪くない。むしろ良好といって良く、普通に聴く分には何の問題もないと思う。最近のデジタルリマスター技術は本当に進歩しているらしい。

ピアソラの新旧の代表曲から幅広く選曲されているベスト盤的な内容。演奏は初来日ゆえの緊張感のある完成度の高い演奏で、文句のつけようはない。個人的には、ピアソラ自身がMCで「これは未来のタンゴだ」と語った後に始まる「AA印の悲しみ」、また、ゲストで登場し「ラ・クンバルシータ」「ロコへのバラード」など4曲を堂々と歌い上げている藤沢嵐子との共演が強く印象に残る。
パッケージデザインの良さやブックレットの解説などを含めて、このCDをリリースすることに対する制作者の意気込みが伝わってくるような好盤である。

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曲目リスト
1.ビジュージャ
2.ブエノスアイレスの冬
3.ブエノスアイレスの秋
4.五重奏のためのコンチェルト
5.天使の死
6.天使のミロンガ~M.C.(アストルの挨拶)
7.AA印の悲しみ
曲目リスト2
1.アディオス・ノニーノ
2.エスクアロ(鮫)
3.タンガータ
4.チキリン・デ・バチン
5.チェ・バンドネオン
6.ラ・クンパルシータ
7.ロコへのバラード
8.チンチン
9.ブエノスアイレスの夏

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