参った・・・。
(2008-02-10)
Sガッドと共に16ビート系ドラミングの開祖とも言うべきハービー・メイソンの傑作ジャズアルバム。
プロデューサーとしても活躍している彼のジャズに対する深い造詣、愛情がうかがえる。
これだけのメンツを集め、こんなに質の高い演奏を残せるというのも彼の人柄(実力)だろう。
何度聞いても、「疲れない、心地よい、厭きない」3拍子揃った素晴らしいアルバム。
いやはや、ビックリした
(2005-02-14)
ハービー・メイソンと言えば、古くはジェリー・マリガンとの共演や、一時は「フュージョンのドラマー」だったけれど、最近は目立たないと思っていたら、すごいアルバムを発表した。すべてピアノ・トリオ、しかも、ほぼ一曲ずつ共演者が異なる。モンティー・アレキサンダー、ケニー・バロン、ボブ・ジェームス、ブラッド・メルドー、チック・コリア、ハービー・ハンコックなどのピアノに加えてチャーリー・ヘイデン、ロン・カーター、ジョージ・ムラーツなどのベースと、いやはや豪華なメンバー。で、内容はとても「オーソドックス」なジャズ。それも、「一世紀に一度」といいたくなる好演。すべての曲がツボにはまっている。「煙が目にしみる」「スピーク・ライク・ア・チャイルド」など、うれしいスタンダード・ナンバーがザクザク。派手さはないが2004年度の5大ベストジャズアルバムを選ぶとしたら、まず筆頭になるだろう。最近あまり活動ぶりが伝わってこなかったハービー・メイソン。いやはや、ビックリした。やってくれた。買ってよかったと思った。(松本敏之)
イキイキ、PIANO TRIOS
(2004-08-07)
フュージョンのミュージシャンって、だいたいが4ビートのオーソドックスジャズを演ってもうまいんだけど、器械体操みたいな味わいを欠いたプレイになることが多いんだな。
ハーヴェイ・メイソン(ds)もたぶんそういう自分に気がついていたのかも。
そこで集められたのが、超一流のピアニストたち。彼らがそれぞれに深い味わいを醸し出す、なんともお得なアルバムになってる。
ハンク・ジョーンズ、シダー・ウオルトンの大ベテランから、ハービー・ハンコック、チック・コリア、モンティ・アレキサンダーに、ボブ・ジェームス、デイブ・グルーシン、なんと若手のブラッド・メルドーまで。ベースもロン・カーターやチャーリー・ヘイデン、ジョージ・ムラーツ、エディ・ゴメスなど、腕達者が競演ときたからたまらない。
すべてがp、b、dsのトリオ編成で、だからTRIOS。それぞれの演奏にはいささかの曇りもなく、ピアニストの個性が遺憾なく発揮されている。それこそがハーヴェイの技量であり、高く評価していいと思うよ。
私のお気に入りは、チック・コリアの2。こんなにみずみずしく、溌剌としたチックは久々だね。次ぎにメルドーの7、アレクサンダーの4。
あともすべて水準以上の演奏で、しかも曲によって趣も違うから飽きる心配もないんだ。
ジャズ初心者の入門編としてもお薦めだけど、この贅沢さを心から楽しめるのはジャズを聴き込んだ人だろうね。
ところで、ハーヴェイって Sr.なんだ。ローランド・ハナといっしょだね。Sr.だから、こんなメンツが集まったのかな。関係ないか。