引退から25年、名曲の数々が違った雰囲気で味わえます
(2005-07-30)
山口百恵が1980年秋に芸能界を引退して早25年が経ちました。それ以降一度もテレビに登場しなくなりましたので、今や「伝説の歌姫」という存在になりましたね。
このCDは、そんな山口百恵の残した様々なヒット曲を、彼女の歌を愛した第一線のアーティストが、その個性を生かして繰り広げた歌の競演とも言えるトリビュート・アルバムです。
藤井フミヤの「ロックンロール・ウィドウ」は、原曲とは全く違う魅力を感じました。R&Bのアレンジがカッコ良く決まっています。これはこれでOKですね。
福山雅治の「秋桜」は熱唱でした。彼女のファンだった福山の思いがストレートで伝わってきます。百恵ちゃんへのオマージュのような仕上がりです。
つんく♂の「さよならの向う側」は、惜しいですね。あの引退時の名唱が耳に付いていますので、それと比較すると雰囲気が劣るように感じられ残念でした。解説によると、つんく♂は心をこめて歌っていたようですが。
中森明菜の「愛染橋」は、とてもしっとりとした情感が感じられ、明菜の曲として十分に消化されていました。
PUFFYの「ひと夏の経験」のように、全く違うアレンジや歌い方は、面白く聞きました。ただ、コアな百恵ちゃんファンからは顰蹙されるかも知れませんが・・・。
辛島美登里の「プレイバック Part2」スパニッシュ系のギターのアレンジや、サーカスの「しなやかに歌って」のハワイアン調のアレンジは、オシャレでしたね。
ここまでくると別の曲に聞こえますね。もっともそれはそれで、作詞阿木燿子、作曲宇崎竜童、というコンビが創り出した70~80年代の和製ポップスの名曲が、21世紀にまた光があたるわけで評価できると思います。
このようなトリビュート・アルバムは、山口百恵の歌声や曲を知らない若い世代にはとても新鮮に映ると思います。ただ、熱狂的な百恵ちゃんファンにとっては、どうでしょうね。彼女の歌声がやはり全ての歌唱を上回るように思います。個人的には楽しめましたが。
どうしたかったのか?
(2005-05-12)
正直言って、何をトリビュートして、
どうしたかったのかが、あまり見えてこないCDである。
私も、せっかく好きな曲が並んでいるし、
2度くらい聴いてみたのだが、結局良さがわからずじまいだった。
それぞれのアーチストが、それぞれに思うように、
山口百恵というアーチストの歌を表現してくれたらということで、
ちょっと、期待過剰だったのかもしれなかったが、
それにしても、正直何をトリビュートして、
どうしたかったのかが、あまりにも見えてこないCDであった。
それでも、個人的にはサーカスや中森明菜の歌は
惹かれるものがあったし、Soweluなどのアレンジ解釈は、
何を訴えたいのかは、一応わかったつもりである。
しかし、つんくやフミヤの歌は、いったい何がしたかったのであろうか?
いま考えてもわからない。
結構いいと思います。
(2004-08-10)
私はCCCDが嫌いですので、普通は見向きもしないのですが、百恵さんトリビュートということで、聞いてみました。山口百恵さんは、もうすでに偉大な人ですので、皆さんハードルが高くなってしまうのでしょう。私は、単に歌・曲として、いい出来だと思いました。
フミヤ:出だしのアレンジは裏目だと思いますが、フミヤらしくいいと思いますよ。モンタヨシノリさんヴァージョンが格好よかっただけに、この曲に挑戦するのは、厳しいと思いますが。
つんく♂:新鮮です。スネアの音が気に入らないですが。
Puffy:Birdの次に素晴らしいと思います。トリビュートって、うわべを真似するってことじゃないんだなぁと思いました。もっといろいろな人の歌をPuffyらしくトリビュートしたCDを出して欲しいと思います。
二の句が継げない。
(2004-08-01)
百恵さんをカヴァーするならもっと的確な人選をして欲しい。これは単なる話題作りのための作品であり、トリビュートなどでは決してない。CCCDにする必要などカケラもないと思いますよ。一回聴いたら即中古盤屋行きです。
山口百恵のすごさがわかる。
(2004-07-25)
残念ながら、山口百恵のオリジナルには遠く及ばないという印象です。
このアルバムが必ずしも成功していないということは、逆に、難曲を軽々と歌っていた(そのように見えた)山口百恵の、シンガーとしての並外れた実力をあらためて証明しているようです。
なお、選曲について一言。トリビュートなのでアーチストの意向が重視されるためかも知れませんが、「ロックンロール・ウィドウ」は2曲あるのに、谷村新司さんの書いたあの名曲がありません。ここは、制作サイドからの配慮があってもよかったのではないでしょうか。