良くも悪くもStevie WonderのAlbumではある
(2007-08-11)
最初に断っておきますが、私はSingerとしてのStevieが余り好きではありません。
何故なら、声量が無く、歌が下手だから。特に低音部は何とかして欲しいぐらい下手。
だから「Soul」 Singerとしては2流だと思います。もっと歌の上手いSingerは今も昔もゴロゴロいますから。
しかしProducer、Melody-MakerとしてのStevieは素晴らしいと思います。
70年代の全盛期は勿論の事、80年に入ってからも"Ribbon in The Sky"なんて自分にとっては屈指の名曲(但し、三人組IntroのCover Versionの方が素晴らしいが)であります。
で2年前に買っておきながら、聴かずにほっておいた今作ですが、久々のStevie節炸裂ではないでしょうか。
Fanには酷評されているFirst Singleの"So What The Fuss"だって90年代っぽいDance Tuneで、最近のBlack Music界で蔓延っている金太郎飴的なツマランDance Numberよりはずっとカッコ良いと思います。
2曲目の"Sweetest Somebody I Know"のKeyboard Bassは相変わらず耳障りが良いですし、3曲目の"Moon Blue"は何処にでもあるような凡百なBalladで期待外れですが、4曲目の"From The Bottom of My Heart"なんてHarmonicaのIntroから何処で聴いたような懐かしさすら感じてしまいます。
Balladなら10曲目の"True Love"がMike PhillipsのSaxが80年代を感じさせ、非常に味がありますYo。でも歌は下手です...
Lastの"A Time to Love"は9分に及ぶ大作であり、初期のEarth,Wind&FireっぽいAfrican Rhythmに乗って、Gospel ChorusをBackにStevieが何時に無く頑張っています。試みは成功しているとは思えませんが。
Total的には久々の好Albumだと思います。
それにしても2年近くCD棚にホッタラカシにして御免なさい。他に聴きたいAlbumが次から次へとReissueされるもので。
それだけStevieは私にとって過去のArtistになりつつあります。
私の音楽の父
(2007-01-24)
普通音楽の父はJSバッハだが私にとってはStevieWonder。彼の音楽に出会わなかったら他のジャンルの音楽にも関心が向かなかったくらいの存在。彼の音楽世界の全貌を知りたい一心でクラシックまで聴くようになった。まだ道程は遠い。このアルバムは前作から実に10年の月日が流れている。その間、彼の影響を如実に示す人が沢山出て来た。その中で共演者としてIndia Arie.が選ばれたのは興味深い。彼の全盛期は70年代だが入れ代わる様に天才ぶりを発揮したPrinceとの共演も素晴らしい。アルバムの中で1番共演しているのはIsn't she lovelyのモデルの長女だが余り上手くない。親バカ?
灰色のアルバム
(2006-11-19)
ワッザファス!
を聴いて速攻で購入決定だった。
間違いないアルバムであることは確かであり、
現在のスティービーそのものだろう。
アルバム全体の感想としては、灰色。
これは悪い意味ではない。
混沌とした世界を彼の心の目が強く捉えているのだろう。
純粋に愛だけを表現していられないんだと思う。
ハッキリ言って、このアルバムはヘビーだ。
初聴後、しばらく敬遠していた。
なぜならボトム、低音域がかなり強調されているからだ。
イージーに聴けるアルバムではない。
今聴いて感じるのは、それをスティービーは意図的にやったのだということ。
あえて、この低音がこの世の中なんだと。現実なんだと。
この作品は彼の現時点での思想表明だ。
この布石が将来大きな展開を生むだろうと、個人的に思っている。
現在のStevie Wonder
(2006-09-07)
待ちに待ったStevie Wonderの10年ぶりの新作。プリンスと共演した事で話題のシングル"So What The Fuss"の出来の良さに、ファン達は発売されるのを期待し、待ち望んだ事だろうかと思う。
実際にアルバムを聴いてみて、これが現在のStevie Wonderの音楽であり、言葉なのだろうと思った。確かに70年代に見せていた圧倒的な迫力やインパクトがあるとは言えない。でも現在の彼にしか出せない音の魅力があるような気がする。腰をどっしりと下ろし、揺らぎの無い自信に満ち溢れ、とてつもない大きさと落ち着きを持って、完成度の高い個性溢れる楽曲達が生み出される。確かに攻撃的で挑戦的なサウンドではないけれど、懐の深い包容力のあるサウンドがそこにはある。
彼の創る曲は全てが愛に満ち溢れている。時には優しく、また時には厳しく、でも最終的に大きな手でリスナー達を素晴らしい音楽で包み込んでくれる。
いきなり強烈なメッセージを伝える"If Your love Cannot Be Moved"、Minnie Ripertonの話を持ち出して明るく歌う"Positivity"、全ての人達が持つ孤独感に優しく囁く"Shelter In The Rain"、社会の様々な問題、そしてそこに生きる人類に対して大声で愛の重要性を訴える"A Time To Love"。曲の内容によって、歌の表情を少しずつ変えながらリスナーの心に語りかける。
否が応にも、聴いていて心が震えてしまう。
全15曲という多くの楽曲がありながらも、一切こちらを飽きさせもせずバラエティに富んだ歌を聴かせてくれる。そして、まだまだ進化し続ける彼の歌声は、相変わらず強烈でいて優しい笑顔を届けてくれる。
もっともっと彼の曲を聴きたい。だから例え何年かかろうとも愚痴も文句も言わず、次の作品を期待して待っていたいと思う。
現在のStevie Wonder
(2006-09-05)
待ちに待ったStevie Wonderの10年ぶりの新作。プリンスと共演した事で話題のシングル"So What The Fuss"の出来の良さに、ファン達は発売されるのを期待し、待ち望んだ事だろうかと思う。
実際にアルバムを聴いてみて、これが現在のStevie Wonderの音楽であり、言葉なのだろうと思った。確かに70年代に見せていた圧倒的な迫力やインパクトがあるとは言えない。でも現在の彼にしか出せない音の魅力があるような気がする。腰をどっしりと下ろし、揺らぎの無い自信に満ち溢れ、とてつもない大きさと落ち着きを持って、完成度の高い個性溢れる楽曲達が生み出される。確かに攻撃的で挑戦的なサウンドではないけれど、懐の深い包容力のあるサウンドがそこにはある。
彼の創る曲は全てが愛に満ち溢れている。時には優しく、また時には厳しく、でも最終的に大きな手でリスナー達を素晴らしい音楽で包み込んでくれる。
いきなり強烈なメッセージを伝える"If Your love Cannot Be Moved"、Minnie Ripertonの話を持ち出して明るく歌う"Positivity"、全ての人達が持つ孤独感に優しく囁く"Shelter In The Rain"、社会の様々な問題、そしてそこに生きる人類に対して大声で愛の重要性を訴える"A Time To Love"。曲の内容によって、歌の表情を少しずつ変えながらリスナーの心に語りかける。
否が応にも、聴いていて心が震えてしまう。
全15曲という多くの楽曲がありながらも、一切こちらを飽きさせもせずバラエティに富んだ歌を聴かせてくれる。そして、まだまだ進化し続ける彼の歌声は、相変わらず強烈でいて優しい笑顔を届けてくれる。
もっともっと彼の曲を聴きたい。だから例え何年かかろうとも愚痴も文句も言わず、次の作品を期待して待っていたいと思う。