ジョージの傑作
(2008-12-30)
「慈愛の輝き」はジョージ・ハリスンの傑作アルバムです。
僕にF1の楽しさを教えてくれたのは、ジョージ・ハリスンでした。33・1/3を発表したジョージは、F1の世界にのめりこんでいたんです。そこで知り合ったF1レーサーのニキ・ラウダはドイツGPで大事故に遭い大火傷を負いながらもF1GPに復活、そして翌年のF1チャンピオンとなりました。ジョージはニキの復活にかける強い信念に触発され、このアルバム製作に取り掛かったと言われています。
このアルバムを出したジョージは、ポール・マッカートニーがウィングス名義でリリースしていた「ロンドン・タウン」には「愛を感じさせられるのは一曲しかない」と言い放っていました。当時高校生だった僕とポール命の友人は、ロンドン・タウンはいつもどおりにラブ・ソングばっかりなのに「ジョージは何をばゆうとうとかいな」とガキンチョぶりを発揮しておりました。このアルバムが愛に満ち溢れている事に気づいたのは、ずいぶん後になってからです。ジョージが言っていた愛とは、熱くなったり冷めたりする恋愛の事ではありませんでした。この時期のジョージは最愛の女性オリヴィアと結ばれ、息子のダーニも授かるという人生の絶頂期にあったと思います。
このアルバムがデジタルリマスター化され音が生まれ変わったのは、ジョージが亡くなった後のことでした。しかも、CCCDで発売されたので当時は悲しい気持ちになっていました。しかし、全曲にジョージの解説が付いていると知り、未発表曲やライブ映像の特典CD/DVDが付いたボックスセットを買ってしまいました。CCCDはまともに聴けるようにCDに焼き直し、気を取り直して愛の世界を堪能しました。
「慈愛の輝き」ってタイトルはジョージしか似合わない。
(2008-04-16)
原題は「George Harrison」。
愛に満ちている傑作中の傑作。
個人的には秋に非常に聴きたくなるアルバム。
名曲ぞろい、捨て曲なし。
Eric Clapton、Stevie Winwoodも参加。
ノットギルティについて
(2007-08-06)
この曲は間違いなくビートルズ時代につくられた曲です。
確証はないと言うレビュワーの方がいらっしゃいますが、大嘘です!!!
ビートルズのアンソロジー3にビートルズヴァージョンが収録されていますので、ジョージのソロヴァージョンと聴き比べてみるのも一興ですね!
にわかジョージファンですが
(2007-07-07)
私ごときにジョージの曲についてレビューを書くことはオコガマシイ事ではあるが、もし、まだ聞いた事の無い方々の目安になればと思い、また、書かずにはいられなくなり、表記します。
ジョージのアルバムをほぼ発表順に聞き込んでいますが、このアルバムも素晴らしい出来です。好みや、最初に聞いた聞き手の心理状態にも左右されると思いますが、あまりに素晴らしいモノはそんな事さえも超越します。まさに、このアルバムが私にとってはそのひとつです。
前作「33 3/1」も素晴らしいのですが、「George Harrison」(邦題「慈愛の輝き」)もまた素晴らしいです。曲順も「これしかない」という感じが私はします。1曲目「Love Come To Everyone」、5曲目「Blow Away」、7曲目「Dark Sweet Lady」、10曲目「If You Believe」等、どの曲も素晴らしい演奏、歌詞、曲です。
邦題は完璧に的外れ、CCCDはやめてくれ!
(2005-07-19)
実際には相変わらずいろんな醜い目に遭いつつも、何故か「大人の陽気さ」を持った曲が並ぶ、懐の深いアルバム。しかしそれでもジョージ十八番の「陰り」は詞の一節やメロディの一部に見受けられたりして、非常に人間的な印象がある。ただ刺激的な要素が著しく希薄であるから、今に至るまで日の目を見ることがないのが、非常に残念だ。ある意味ジョージらしくて穏やかに聴けるんだけど、トラブル続出の中、淡々としていられるのが逆に痛々しくもある。