ジャンルとか関係なく、「音楽」として素晴らしい
(2008-01-03)
ジャンル特定はほとんど無意味というか、不可能です。
よくわからない楽曲ばかりで、完全にJ-POPから離脱したような感じ。
HIP-HOPのころの彼らにはない魅力満載です。
Dragon Ashが日本の音楽シーンに現れて、おかげでHIP-HOPが一般に認知されるようになったけど、その弊害も大きかったと思う。このアルバムでのDragon Ashは、完全にそれを乗り越えてる感じで、たのもしいです。
HIP-HOPでもラテンでもエレクトロニカでもないけど、音楽的に素晴らしいアルバムだと思います。
(2007-01-04)
リリックからも、サウンドプロダクションからも、今までになく、知的な印象を受ける。
ハードエッジなギターを軸に、シーケンサーやブレイクビーツなど、テクノ的な手法を巧みに絡ませている。
多くのフォロワーを世に輩出したこのバンドだが、大きく広がった彼らとの差は、当分縮められないだろう。
試み
(2006-07-30)
これ以前の音楽性はしっかりふまえたうえで、エレクトロニカ(特にDrum&BassやDub)方面の音との融和を図りながら生まれたようなこの楽曲群は、バンドの昔の評価も、そしてこのアルバムが受け入れられるかどうかも、さして気にしていないかのような印象をもたらした。でもあいかわらずかっこいい。
キャッチーで甘い音とDrum&Bassが好みであることを予め表明したうえでのお勧めは、
2. House Of Velocity
5. United Rhythm
11. Episode 4
12. Massy Evolution
15. Canvas
17. Harvest
なんとなく洋楽派に受け入れられやすい音ではないかと思う。
うたごえの内にあるものを聴こうとしてみたら
(2006-03-13)
ミクスチャーの基盤をより確固とした性格の一方で、kjの持っていた良い面、歌詞を詠む人間的な温かみや個人の強さが抑えられており、ただテクニカルなだけだったり、ただガナるだけの音に終始し、完全に機械音楽的なヴォーカルに変わってしまった一枚。ジャケットからはかつての「静かな日々の階段を」などの収録を期待してしまいそうだが、全く予想とはぐれることになるだろう。7「Morrow」17「Harvest」が若干その余韻を残すが、メロディをkj自身がコントロールし描いてゆく強い意志は感じられない。勿論そういう曲なのだが、力こぶが何か感じられなさ過ぎる。機材の音だけ聴けば、力強さはあるじゃないかと思われるが、そこが問題なのではない。kjが歌の音色の中に溢れさせてきた意志が、虚脱感に支配されている。歌声に握った拳のようなエネルギーはここにはない。かといって、あえて身体をメロにただのせ浮遊するだけ、のかたちをとっているだけがその答えじゃなく、この時期のkj精神的な弱まりを覚えた。
サウンドはインキュバスなどのアプローチが息づくが、ドラゴンアッシュ独特の昇華方法で完全に他のバンドを引き離しにかかった、止揚の一枚であるとも思える。このバンドが98年以降邦楽シーンに残した道跡を辿るように、多くのバンドが二匹目のどじょうを狙おうとして現れてきたが、この作品でDAは全く過ぎ去ったあの頃など忘却の彼方に捨て去り、振り返りもせずひたすらに前に進化し続けている事を感じさせる。もはや、彼らとは雲泥の差ができていることを感慨深く思う。短期間でこれだけ進化させているバンドなどみたことがない。少し曲調が似たようなものばかり集まったの点は、作品としては面白みを欠くが、一曲一曲で見ていったとき、そういうスキルとしての突き抜けたものがある。
収穫
(2006-01-16)
さまざまな葛藤を経て
dragon ashが最初にたどり着いた「丘」のように思います.
その時,彼らが出来る音楽の全てが詰め込まれているような印象を受けました.
楽曲の全ては,何処かの風景を思い起こしてくれます.
やさしい草原だったり,機械都市のような場所だったり,暗闇の風景だったり,そんな音楽の魔法を,今までの彼らとは違った使い方が出来るようになったのではないか.歌詞は今までのような鋭さはないかもしれないが,包み込むようなやさしさに満ちていると思う.
彼らの音楽は次に向かってまた成長している.
最新アルバムRio de Emocionでもさらに磨きがかかっている.
現在の彼らの,基盤ともなっている音楽が聴けるアルバムだと思います.
楽曲としては,全ての曲がすばらしいと思います.
特に「Episode4」では本当によいメロディが奏でられていると思います.