威風堂々
(2006-08-09)
若き活力に満ち溢れた、フレディ・ハバードのデビュー作。
ジャケットのハバードの堂々とした立ち振る舞い、そして少し幼さも残る笑顔に
「これは!」と何か閃きの様なものを感じて聴きましたが、素晴らしい作品でした。
全6曲(別テイクを入れると8曲)非常にバリエーションに富んだ内容で
通して楽しめます。
終始一本調子のハードバップのアルバムをよく見かけますが、これを見習ってほしい所。
中でもティナ・ブルックスによる1曲目と3曲目は秀逸。
印象的なイントロ、途中で転調を挟む展開と非常に鮮やかな出来映えです。
また彼の吹くテナーサックスの音色も落ち着いた、ムードあるもの。
この作品は彼の貢献が非常に大きいと言えるでしょう。
若さに乗った力強い作品。かなりいかついリズムで進む曲もあるのですが、
全く聴いていて疲れません。激しい曲の中にも豊かな情感、安らぐ空気が
流れています。そこらへんが天才たる所以ではないかと思います。
まさに天才現る!!
(2006-06-30)
最も現代的でいて、最もスタンダード、そして確かな技術と歌心を持ったFreddie Hubbardのデビュー作である。タイトルになっている一曲目のOpen Sesameは彼が天才と呼ばれた理由のよくわかる。曲の頭から終わりまで全てかっこいいのだ。しかも無理がない。まさにJazzのかっこよさを凝縮したような曲である。その上このCDのすごいところは、六曲すべてがかっこいいのだ。幼稚な表現のようだが、聴けばわかるかっこよさがこのCDにはあるのだ。選曲も非常に気に入っている。
才能のかたまり
(2004-12-25)
リー・モーガンやドナルド・バードといった新世代のトランペッターがクリフォード・ブラウンの後を追って華々しくハード・バップシーンのトランペッターとして登場したが、そんな彼らをと一味違った新しさを携えて登場したのがフレディ・ハバードだ。トランペターがややもすると陥りがちな、クリシェから脱却したフレイズは新鮮そのものであった。それはフリーと新主流派的なモードを貴重とした目くるめくテクニックや因習的なフィンガーワークと無縁な新たなトランペットスタイルによって可能になったのであろう。ハバードのワイドレンジな活動は器用貧乏という批判もあるが、これだけ有能なトランペッターは60〜70年代いや80年代を通じてもいなかったのではないだろうか。このアルバムはそんなハバードのデビューアルバムだが、すでに円熟し完成されたテクニックには舌を巻くばかりだ。
スカッとハードバップ
(2002-03-02)
ご存知F・ハバードのBN初リーダー作。ジャケットはハバードの自信に満ち溢れた笑顔が印象的で内容も充実。デビュー作ということで何も失うものはないといった演奏が魅力的な1枚。サイドメンもTSのT.ブルックスも好演。幻の...といった形容詞がよく使われるこの奏者、非常に歌心のあるソロを聴かせてくれます。この6日後の録音のBN4041のTRUE BLUE/T.BROOKSと合わせてどうぞ。