ラグタイム的要素を見せるキース
(2005-08-20)
1974年10月9・10日ニューヨーク、ジェネレーション・サウンド・スタジオにて録音。と、書いて解る人にはすぐピンとくるだろう。本作はあの『生と死の幻想』と同日のセッションの作品で言ってみれば一卵性双生児の作品と言えるアルバムである。
しかしながら本作は『生と死の幻想』とは大分イメージが異なっている。アメリカン・カルテットの明るさが全面に出たアルバムになっているところが面白い。こういう二面性が同日同場所であっても成立してしまうところがキース・ジャレットなのだろう。ここでのキースは特に1『インフライト』においてファンキーなラグタイム的要素を見せてくれる。なかなか素晴らしい作品だ。(●^o^●)
なお、キースのインパルス時代の作品を集めた『インパルス・イヤーズ』ではポール・モチアン作曲の未発表曲が追加されているのでファンの方はご注意を(●^o^●)。
キースジャレットはサックスを吹くビリージョエルか
(2003-04-14)
1曲目、Inflightのイントロが大好きである。良くありそうな、パターンではある。ただし、ジャズの世界ではない。ロックやポップでジャズっぽいヨネー、とかいわれるタイプ、AORなんてのもありました。このあたりのもんに出てきそうな、しかして探してみるとそんなに無いような、有りそうで無い、ノリノリのスタイリッシュゴスペルフィーリングあふれる、ジャジーでいけいけでリズミックなピアノなのだ。こういうの何だろう、と考えていき、一つのかなり半端な結論ですが、ストレンジャーや52番街のころのビリージョエルとしておきます。そういえばキースの出身はあのアレンタウンだというし。....。少なくともキースジャレットはジャズだけの人ではない。そのことをよくわからせてくれる1曲だ。2曲目KuumもJazz!だけでないことをわからせてくれるけど....(笑)。ちょっとはしょります。フェイシングユー収録の名曲Vapalliaも再演されていて、アメリカンカルテットのくせに意外にこちらの方がおちついて聴ける。最後のタイトル曲もロック魂な1曲で、こういう場合、変に小細工するピーコックではなく、愚直にブンブンいわすヘイデンの方がやっぱりわかってるよなぁ、という感じ。隠れた名盤(?)ですよ。Jazz的にどうかはしらんけど