アフリカ大草原の風が吹いてきます
(2004-09-05)
ジャコ・パストリアス以来、様々なベーシストがシーンに登場しましたが、こもボナほど凄まじいテクニックを持ったミュージシャンは少ないのでは。あのマーカス・ミラーをしてライブを観に行き、あまりのテクニックに開いた口がふさがらず、笑うしかなかったという逸話のある彼ですが、このアルバムではそれをこれみよがしに見せることなく、純粋に彼の内からあふれ出る音楽を素直に表現しています。何より素晴らしいのは彼の「声」です。パット・メセニーグループにはなんとベースとしてではなく、パーカッション、ボーカルとして参加している彼ですから、パットがあのペドロ・アズール以上に惚れ込んだボーカルの素晴らしさは折り紙付きと言ってよいでしょう。そしてアフリカ的でありながら、どこか懐かしく切なさを感じてしまうメロディー、しなやかで良質の筋肉(決して機械で造った筋肉ではない)のみが生み出すナチュラルなリズム感に何度も聴き入ってしまう事間違い無しです。なお、このアルバムに関しては日本盤をお勧めします。何故なら、ボーナス・トラックにNHKみんなの歌に登場した「風がくれたメロディー」が入ってるから。これがまたイイんだな。
ちなみにパット・メセニーグループ来日の際、1曲だけパットとデュオでベースを弾いてくれました。ジャコの「トレーシーの肖像」でしたが、「なんだありゃあ!!」「・・・・・・」口が開いたまま塞がりませんでした。
これを聴いて気に入ったら是非、パット・メセニーグループのSPEAKING OF NOWも聴いて見てください。ボナのボーカルの素晴らしさ(歌としてでなく楽器として使っている)を最大限パットが引き出して味あわせてくれますよ。
色々な可能性を、感じる
(2004-02-02)
ベーシストとしても名を馳せるリチャード・ボナが、ヴォーカルも担当する作品。ワールドミュージック、JAZZ、南米っぽいもの、ポップス、いろんな要素が入ってるんですが、それらにおさまらなっていないオリジナル性があります。型どおりの音楽が多い昨今、非常に新鮮に聴こえますね。しかし、歌詞、ボーカルスタイルなどからも、彼の音楽の根っこにあるのは出身地のアフリカ(カメルーン)であることは強く感じます。アメリカに渡った黒人からJAZZやSOUL、ブラジルからボサノバ、ジャマイカからレゲエ等、西洋音楽は常に外部の音楽と混血を図ることで、新しい豊かな潮流を生み出してきたわけですが、この作品に色濃くあらわれる「アフリカ」性にも同様のものを感じます。
リチャード・ボナの魅力満載!!
(2002-05-16)
ベーシストとしてもジャコの再来と言われているように、有名な方ですがこのアルバムを聞いて、ベースはもちろん歌も素晴らしく彼のミュージシャンとしての才能を十分に感じました。どの曲を聴いても心を和ませてくれまた、ボナの世界に自然と引き込ませてくれる様な、そんな魅力を感じました。もちろんベースにおいても素晴らしく、6曲目で聞かせてくれるソロは凄いです!!すべてにおいて聞き所満載なので、今後も注目して行きたいなと思いました。