進化しているのがすごい
(2006-12-07)
正直いうと昔のバディ・ガイのすごさはイマイチ分かりません。
破綻、衝動といわれても、録音のせいなのか、フォロワーに慣れてしまっているからなのか・・・。
ただ、ここ数年コンスタントに出される新譜については、ぞくぞくします。
ちっとも枯れていかないのがすごいです。
このアルバムは、スローなR.L.バーンサイド??
ファット・ポッサム・レーベル好きにオススメでは!
史上最強のブルースをどうぞ
(2002-08-08)
30年間ブルースと付き合い、30年間バディのブルースに浸ってきた。彼のアルバム、CDを片っ端から聴きあさった。10代の少年の耳に飛び込んできた強烈なブルースギター、叫び、うなるボーカル。バディの"First Time I Met The Blues"との出会いはまさに私のブルースとの出会いでもあった。ギターを真似し、来日した時などその巨大な手の平に握手してもらって、大はしゃぎしていた。しかし、このアルバム1枚でぶっ飛んでしまった。私は未だバディの一部しか知らなかったと痛感させられた。彼の底知れず深いブルース魂に驚愕した。1曲目の"Done Got Old"でのアコースティックギターの弾き語りで人間的な暖かさを見せたかと思う間もなく、2曲目からのベースの重低音、ずしりとしたドラムス。その上をバディの鬼気迫るボーカルとギターが唸り出す。5曲目の"Tramp"の妖気と言ったら、まるでバディがあの世でローウェル・フルスンとジミ・ヘンドリックスの3人でのたうち回ってるみたいじゃないか。一気に最後まで魔物のようなブルースで骨の髄まで聴く者をブルース漬けにしてしまうもの凄さだ。途中で止めるなんて恐ろしくて出来なくなるくらいに呪縛してしまう魔力があった。バディはついに「ブルース芸術」という概念や言葉が生まれてもおかしくないくらいの作品を作ってしまった。この30年の間にどうして何十人もの他のブルースマンを聴いてしまったのかという後悔の念が走る。何故なら、ここにブルースの全てがあったからなのだ。