噛めば噛むほど。誠ぐわーのコラボ作品
(2004-06-30)
民謡初心者はともかく、沖縄民謡乃至、誠ぐわーファンにとって、ソウルフラワーユニオンを起用した楽曲には最初は「?」がつくかもしれません。私もそのその一人でした。
「せっかくの誠ぐわーの六線にベースやエレキギターを重ねるなんて・・・」と。しかし、聴けば聴くほど、このコラボレーション、悪くありません。むしろ心地よいサウンドスケープに仕上がっていることに気が付きます。やがて癖になります。
誠ぐわーのソロアルバムを期待せず、ソウルフラワーや登川流の弟子たちとのコラボアルバムとして聴けば、その絶妙な絡みを心地よく感じられるでしょう。彼のアルバムとして傑作であることは間違いありません。
地球の終わりまで生きていてほしい日本の宝
(2002-04-30)
SOUL FLOWER UNIONの参加で、沖縄音楽に馴染みのない人にも入りやすいアルバムになっている。しかし質が落ちているわけではなく、その六線さばきはまさに神業。唄も、うまいとかそういう次元の物ではなく、とにかく彼にしか出せない声、間、質感で、聞いているとネガティブな感情はどこかに消えてしまう。まさに日本が世界にほこるワン・アンド・オンリーな音楽家の一人と言っていいだろう。囃子や伴奏にお弟子さん(といっても、それぞれが高名な沖縄音楽の重鎮たち)も参加して、なんともアットホームな、本当にハッピーなアルバムだ。
「ナビィの恋」などで彼を見た事のある人は多いだろうが、彼は実生活でも映画のままの生き方をしているような人だ。歳をとったらこうなりたいものだと、つくづく思う。
沖縄に興味を持った方は買うべき!
(2002-03-11)
沖縄民謡界ではおなじみ誠小(せいぐぁー)”初”の「オリジナルCD」。ソウルフラワー・ユニオンの中川、伊丹らが参加しており、民謡初心者にも聞きやすいアレンジとなっている。
収録曲は定番の「なりたい節」「安里屋ユンタ」「ヒヤミカチ節」そして「緑の沖縄」。
六線(三線ではない)の調子がところどころハズレたり、声がかすれたりする場面もあるが、全体的に「さすが誠小」といえる作品だ。ディープな沖縄民謡ファンには物足りないかもしれないが、「ナビィの恋」で初めて沖縄の音楽に触れた方と言う方や、沖縄民謡に興味を持ち始めた方の入門的アルバムとしては抜群の出来だと思う。
ジャケットがいかにも誠小さんらしい、いい写真だ。