ロシアの哀愁
(2006-01-21)
CDを手にして、ジャケットを開くとアナスタシアがストラディ
ヴァリを手にしている写真がある。その写真を見ると「これがス
トラディヴァリウスだ。」そして「ロシアだ。」という強い意思
表示を感じてしまう。
実際に聴いてみると、そこにはストラディヴァリが奏でるロシア
の憂いと泥臭さを洗練させた、甘くも切ない郷愁を感じさせる響
きが全曲に渡って広がっている…って、褒め過ぎ?いや、すっか
り演奏にのめり込んでしまって、オーバーじゃなく本当に素敵な
演奏に出会ったと思ってます。
「ポーリュシカ・ポーレ」を聴いていると胸が絞めつけられる切
なさを感じさせる曲のアレンジとストラディヴァリウスの響き。
今までの「ポーリュシカ・ポーレ」のイメージは”広大なロシア
の大地の賛歌”みたいなイメージを持っていたのだけど、アナス
タシアの演奏は、それを遥かな高みに押し上げてしまった。
とまあ、たいそう褒め称えてしまったけれど、これは自分にとっ
ての思い入れと感性とがベストマッチしてしまったCDという事。
本当、このCDに巡り会えて、幸せになれました♪
冒頭からうなってしまう名演奏
(2002-12-25)
アルバムの冒頭の「あなたに会ったことがある」が圧巻。うなってしまうような名演奏だ。繊細さと力強さが絡み合い、歌と泣きがある。ロシアのヴァイオリンとはこういうものか、と素朴に感動する。「ポーリュシカ・ポーレ」も素晴らしい。繰り返し聴いてしまう。
ヴァイオリンは協奏曲などの大曲もよいが、こういった小品でこそ本来の魅力が発揮されるものだと、聴いていて思った。