女の未練 なんという切ないアルバムなのでしょうか
(2008-03-22)
「おかえりなさい」に続く中島みゆきの第2作目セルフ・カヴァー集です。1985年4月17日発売ですから、23年前になるのですね。このアルバムを聴くのは今回が初めてですから、虚心坦懐の心境でみゆき節と向き合いました。
中島みゆきの歌詞からは、女の心の叫び、苦しいほどの切なさ、虚勢、狂おしいまでもの未練、などが一杯詰まっていて、1曲を聴く度にその曲の重さと情念に、リスナーは押しつぶされそうになります。言わば切れば血が吹き出る、という感覚なのかもしれません。
凄い歌い手ですし、絶品とも言える歌作りの人です。淡々と歌っているように聞こえる曲も、反って繰り返し歌われるフレーズの奥底に潜む怒涛のように押し寄せてくる感情の塊に、言葉も出ません。このやるせなさ、失恋の深さ、失意、そしてどうしようもないくらいの未練、何という歌を作り続けてきたシンガー・ソング・ライターなのでしょうか。
グラシェラ・スサーナや夏木マリに提供した「さよならの鐘」、柏原芳恵に提供した「最愛」などオリジナルの歌唱を知りませんので比較できませんが、名曲であるのには間違いありません。中島みゆきの声に合いすぎているし、上手過ぎますので、これを先に聴いてしまうとオリジナルの歌唱の方を聴くのが難しくなるのではというほどの出来映えです。
ラストに収録してある研ナオコに提供した「かもめはかもめ」を聴きたくて、このアルバムと向き合ったわけですが、それ以外の曲が素晴らしかったので、期待が勝ちすぎたように感じました。歌唱はともかくクニ河内の得意とする壮大なアレンジは、中島みゆきの「ふられ歌」には似合わないですね。
収穫の多い素晴らしいアルバムです。20年以上前の作品ですが、これからも発売を続けて欲しいと切に願います。歌に込められた感情は、今も生き続けていますから。
ジャケットがスゲーお洒落
(2006-11-07)
ジャケット見てぶっ飛びますよ(彼女の”あの喋り”を知ってる人なら)。(その落差に)びっくりするほど綺麗に写ってるんだわコレが。
このアルバムは次のアルバム「36.5℃」へ続くアルバム。この二つが私的には最も出来が良い思う。最も中島みゆきらしさが上手く出ていると思う。
この「御色なおし」は,純・和風とでも言おうか,「36.5℃」はどちらかと言うとノリが良く,洋楽っぽい(ミキサーの人がラリ・アレキサンダーという外国の人というのもあるだろう)。
この「御色なおし」は,J−POPのハシリとでも言おうか,「最愛」や「さよならの鐘」「カム・フラージュ」「煙草」「美貌の都」が光り,中でも「カム・フラージュ」と「美貌の都」はノリが良い。今聴いても全然良い!!これは案外知られていないはず。マニアでないと知らないだろう。かなりノリの良い楽曲で,シングルで出しても「ノー・プロブレム!(問題なし)」。歌詞は彼女らしく”ブルース”とでも言おうか,かなり奥の深い詩だ。
良い
(2005-05-05)
セルフカヴァーなのでご存知の曲も多く、聴きやすいと思います。提供された歌手のを聴いたことがあるなら、このアルバムはみゆきさんの歌唱力も改めて思い知ることになります☆
セルフカヴァーシリーズの中でもオススメの一品です。
実力を見せつけるセルフカバー集の第2弾!
(2004-11-14)
「おかえりなさい」に続く、セルフカバー集シリーズの第2弾。このアルバムでも、しっかりと歌い上げる演奏が貫かれ、歌手中島みゆきの実力が十二分に発揮されている。特に、「すずめ」のしっとりとしたまとまりが、すばらしい。
「かもめはかもめ」のアレンジは力が入りすぎて、アルバム全体になじんでいないのが、ちょっと残念。
ジャケットも良いが、収録曲も最高!
(2003-11-06)
小5から彼女の曲を聞いている。従兄弟が熱烈なる、みゆきフリークだったせいであろう。ませた餓鬼である。このアルバムがリリースされたときは中2、当時レコードを擦り切れる程聴いたのは言うまでもあるまい。さてこのアルバム、今で言うセルフカバーとして発売された。。収録曲は有名な物が多いので割愛させてもらうが、ある意味「Miss M 中島みゆき」の入門書としても最高である。これから彼女を知るには是非お薦めのテキストである。余談だが当時の「みゆきオールナイト日本」フリークたちではゴショクナオシと呼ばれ、本人もそう言っていたWネームアルバムであることを付け加えておく。