ユニバーサル ミュージック クラシック
アシュケナージは新盤よりこっち (2003-08-19) アシュケナージによる20番が注目に値する名演です。本人の弾き振りによる再録音(全集盤)もありますが、若々しい毅然としたストレートさが心地よく、音楽の悲劇性や美しさを過不足なく引き出しています。この曲は、あまり守りに入りすぎるとつまらないし、ロマン派的な表現に凝りすぎると(凝りたくなる気持ちは非常に理解できるのですが)しつこくなる、という難しさがあり、ここでのアシュケナージはその中間点をうまく攻めています。シュミット=イッセルシュテット指揮のオケ・パートも素晴らしく、ドイツの伝統的モーツァルト演奏の良さを満喫させてくれます。もし録音が残っているなら、この人の指揮でモーツァルトの交響曲をもっと聴いてみたいものです。