聴く人を陽気にさせる一枚
(2007-05-05)
どの曲でも上品で良質な音楽を聴かせてくれるが、特に「悲劇的序曲」の、立体的でこれぞブラームスといった旨みのある響き、「バーデン娘」での甘美な弦楽器の音色がすばらしい。本当に「いい音楽を聴かせてもらった」と思える一枚です。
ワン&オンリーの巨匠の芸が全開!
(2005-01-20)
この指揮者のワーグナーやブルックナーにはまるで関心の無い私ですが、この1枚は最高です。今にも妖怪が出てきそうな大学祝典序曲、紳士と淑女でなく巨像が躍り狂うようなド迫力の舞踏への勧誘。この2曲の爆笑ものの珍演だけでも1000円以上の価値があります。この2曲でヘロヘロになった挙句、後半のウィンナワルツで、とどめを刺される・・・。とにかく、こういう芸のできる指揮者は他に見当たらないだけに、一人でも多くの方に聴いていただきたい名盤です。
巨人の舞踏
(2003-11-03)
クナ×ウィーンフィル×デッカ録音という黄金の組み合わせによるワルツ集。
まず断言できる、これで踊れる人間はいない。クナッパーツブッシュは、ヨハン・シュトラウス2らの作品を、「軽やかな舞踏会用の曲」として指揮していない。他の指揮者のものなら軽く聞き流してしまいそうな曲たちを、ワーグナーを指揮しているときのような巨大さと深さで聞き込ませてしまう。
ワルツ「バーデン娘」には完全にやられた。聴かせどころになればなるほど、テンポを落とし、リズムが重くなる。そして金管のとんでもない咆哮が!!
それにしてもこの頃のウィーンフィルは本当に美しい。