独特
(2008-01-11)
四枚目のオリジナルでしたよね。
「元気ですか」の朗読に始まり「怜子」へと続く導入部。
他のアルバムと比べても特異な入り方です。
3年B組金八先生で劇中歌として使われた「世情」、
初めてチャート1位を獲得し、中島みゆきの名を世にとどろかせた「わかれうた」、
広告塔になる前の桜田淳子さんに提供された「化粧」など、初期のみゆきさんの詩作の精髄が感じられる名盤だと思います。
ま、初期のアルバムの中でも「生きていてもいいですか」の次くらいにトーンは暗いんですけどね。
最強の怪アルバム?
(2007-11-02)
坂本龍一がこのアルバムに編曲で参加しています。このアルバムを製作したときスタジオでみゆきさんがギターで歌って教授に聴かせたそうですがそのときみゆきさんが歌いながら泣き出したというエピソードがあります。それを見て教授は中島みゆきは怖いとインタビューで語っています。
このアルバムは失恋がテーマの曲が多いのですがそこらへんの失恋歌とは一味も二味も違います。特に「化粧」での人間の恥ずかしい部分を思いっきりついた歌詞と泣きながら歌う熱唱ぶりは鳥肌ものです。切ないアルバムであると同時に至上最強の怪アルバムともいえるかもしれません。
私のテーマ曲。
(2007-06-13)
初めて聞いたとき私は五年生??今のうちの娘より小さい・・
すごい衝撃的だった。
だっていきなり、『元気ですかと電話をかけました。』って朗読から始まるんだよー。
淡々と朗読する、内容は取られた男の彼女のところに電話していると言うもの。
で次が、怜子。
字が違うけど、私の名前なのですごく心に残ってる。小学校から中学まで、
惚れっぽくてすぐ恋しちゃうんだけど振られてばっかり、っていう生活だった私には、
『怜子、いい女になったね。』っていつかは言わせたいなんて思ったりしたものだった。
女の愛情の深さ、哀しみ、辛さ…ネクラなんていわれそうだけど、本当の人間の本質はここにあるのでは…
ユーミン派の女ともだちが多い中、私はひたすら暗くみゆき聴いていたなぁー。
最後の『世情』この曲は有名。
あの金八先生のパートUの方だったと思うけど、
最後、加藤君とか沖田君とか逮捕?される場面(見ていなかったので良く覚えていない)
にかかっていた、心に感動の嵐を起こす曲。
♪シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく〜
最近のPOPS、ROCKには見当たらないような重苦しい歌詞と曲。
でも私のような年代ならきっと、こちらのほうが心に響くと思う…。
非音楽的な感想ですが
(2006-10-10)
他のレビューで「世情」をマルクス主義を端的に言い表したと書いておられた方がおられましたが同感です。「変わらないものを何かにたとえて」云々は、かつてのスターリン神話や前衛神話を思い起こさせますし、「学者は世間を」云々は、学生や知識人中心の運動を批判したものと受け取られます。
難解な「変わらない夢」は歴史を無視する考え方と、マルクシズム風に言えば「歴史の必然」を推し進める考え方との相克を意味するであろうが、護憲=保守、改憲=進歩、または愛国教育=進歩、個性や自由の教育=時代遅れ、と捉えられている昨今の風潮のなかで、この歌の意味が理解されなくなっていくのではないかと思います。世界に眼を転ずれば、「反アメリカ」が台頭(テロというおぞましい形もあるが)してきていますが。
名作のひとつ
(2006-10-01)
私がこの作品に出会ったのは、中学生の頃でした。まず一曲?目から鳥肌が立ちました。「元気ですかと・・・」え?なにこれ?すごい!みゆきさんのささやくような・・・後半の感情の高ぶりの声・・・「世情」・・・わけもわからず涙があふれました。まだ幼くてチャラチャラした曲しか聴いたことがなかった私にとってはショッキングな出会いでした。それから20年近く みゆきさんの曲を聴き続けてます。どれだけ時代が変わっても みゆきさんの作品は 色あせることはないのです。