能ある鷹は。。
(2004-01-15)
何やらハードロック然としたジャケットに惹かれたのですが、中身はかなりいかしたフュージョンアルバムです。これがD.ブラウン(g)の初リーダー作とのこと。数々のビッグネームをサポートしてきた実力は流石の一言。それらビッグネームが今度は彼の為に集結しているのがその証かと。
#名前を列挙するだけで一苦労なので、インナーをご覧ください。
途中のテンポ・チェンジが効果的なハードファンク調の[1]。M.ミラーのフレットレスが美しくも妖しい[2]。ベースがメロディーラインをとる[3]などなど、どれもかなり耳に残る曲ばかり。新たらしめのアルバムでは(個人的に)かなり”当たり”でした。
D.ブラウンその人のソロ作ですから、ギターが全面&前面に出ずっぱりになってもおかしくないのですが、、、どうです、ここまで抑えられたギターワークは。しかも当人のプロデュースというのですから。能ある鷹は何とやら。もう憎いじゃないですか!
#因みに、全曲(カバー曲を除く&共作を含む)彼の手による
#コンポーズです。これも凄いですね。
多彩な奏法、上手いギタリストだが
(2003-11-03)
45歳にして初のリーダーアルバム。
ジャケットのデザインが凝っていて、ゲストもディーン・ブラウンのかって
参加したGrの大物を揃えて思わず手にとってしまう。
しかしながら、聴きながら頭をよぎるのが「器用貧乏」という言葉。
リーダーとして出すアルバムなら、本人の表現・スタイルというものが強く
出ていいはずだ。このアルバムを聴くと「ゲストメンバーのリーダーアルバ
ムの一員で、ギター担当」から踏み出していないと思ってしまう。
個別には9の「Believe Me」などで、彼のギターが前面に出て聴かせるし、
上手いが、強力な助っ人の入った曲では彼のリーダーとしての個性の発揮が
不充分だ。
勿論、CD全体の出来が悪いわけでもないし、水準にはあると思うが「ディー
ン・ブラウン節」というものがいま一つ伝わらないのは、やはりサポート役
が長かったせいかもしれない。
小人数のバンドで、ギターをメインに聞かせるアルバムを聴いてみたい。
2001年度 個人的ジャズ部門 第1位アルバム
(2003-01-13)
古いローランドのGRシンセサイザ-ギターを過激にならしまくる粋なギターやろうの40代またばにしての初リーダーアルバムである。ギターに関してはかなりがんこなひとでもある。1955年生まれなので現在47才なはず、実に地道な人生ですね。うらやましい。サイドマンとしてのキャリアは輝かしいものがあり、だいぶ前から注目されてましたね。私が最初聴いたのはバークレーつながりでのタイガー大越の「マッドケーキ」で次にビリーコブハムバンド次に「ヴァイタルインフォメーション」のアルバム=これがよかった。そんで「デビッドサンボーン」のアルバムですね。最近は「ブレッカーブラザース」バンドで来日しました=かっとんだ入魂のプレーが印象的でした。このアルバムはそんな彼の長い音楽キャリアの集大成になっています。大勢のゲストとの楽しいセッションものになっています。彼の持ち味は黒人音楽がベースになったファンキーなカッティングとフレージング。そして柔軟で泣きまくるギターがトレードマーク。ブラコンテイストの濃厚なアルバムであり、ひきたおすようなものはありません。6)のビッグフットがおすすめでありまして、ゲストのリッキーピーターソンがさすがのオルガンプレーを披露しています。非常にバランスの取れたギターアルバムと言えましょう。彼はパットメセニーに師事していたらしいです。実に楽しめるアルバムになっています。