帰る場所
(2008-05-13)
デリコの新作が出る度聴いている(勿論、これからも)わけだが、比較とかとは別の意味で、新作に引き込まれた後、必ずこのファーストアルバムに帰って来るのである。私にとっては「HOME」のような作品だ。個人的には邦楽とか洋楽とかの括りを軽く飛び越えてくれたアルバムだと思う。ノスタルジックで、アンニュイで、ポップで、カッコよくて、ユニークで巧い。 形容すればするほど嘘っぽくなってしまうが、未聴の方はぜひ聴いてみてほしい。なんせファーストアルバムにして『THE GREATEST HITS』。人をくってると言うか、深く納得と言うか。
こいつは驚きの1枚です。
(2007-10-20)
60年台どっぷりの私としては驚きの1枚。どういう生活したら今の若者なのにこんな音が作れるのか??大瀧・桑田の混ぜ方より数段進歩したノスタルジック・ごちゃ混ぜ・感激路線がここで展開されております。出だしの音からあっという間に引き込まれてしまう逸品です。曲と曲のつながり方も実によく練られております。ただ皮肉なもので、僕にはこれがその名のとおりBESTに思えてしまいます。ほかもそこそこの出来なんですがね・・・でもやっぱりこれになりますね。
私の人生を変えた一枚
(2007-08-31)
このアルバムがあったから私の「今」は存在している。
私は高校生のときにこのアルバムに出会った。同時代に、しかもこの日本で生まれたこの二人組によるアルバムには、「何か」を変えようとするきらめきが溢れていた。
悲しみを越えた喜び、クールな中に溢れる暖かさ。KUMIとNAOKIが伝えたかったことはけして大きなものではない。小さいけれども、大切な、どんな人間にも共通した感情である。
この11曲、46分09秒の「心の旅」はけして終わらない。いつまでも続く人生という長い道程に、ひっそりと付き添ってくれるとても人懐こいアルバムなのである。
魔法がかかっている。
(2007-08-02)
最初のアルバムが一番いいなんて、ミュージシャンにとっては侮辱の言葉かもしれない。
でも、彼らのアルバムはこれが一番いい。
毎回なかなかのアルバムをとどけてくれるが、このアルバムには魔法がかかっている。
結果、繰り返し何度も聞いてしまう。
名作です。
クールネス
(2007-04-16)
60〜70年代のロックを思わせるメロディーとサウンド。デビュー作なのに「THE GREATEST HITS」と銘打つセンス。すべては確信犯的なようでいて、そうではない。
二人は懐古主義者なんかじゃない。ただロックが好き、歌うのが好きなだけなんだろう。その結実点が「Your Song」「Last Smile」などを含む今作だ。暖かいと言えば暖かい。でも僕はこのアルバムに漂う絶妙なクールネスが好きだ。上手く言えないけど、かっこいい。シングルを除くと曲の完成度ではイマイチな気もするけど、ポイントはそこじゃない。サウンドを、そしてその声を、聴いて。
そう思う。