紛れもなくサティです
(2006-07-21)
このCDですが、なんとミシェル・ルグランがエリック・サティを演奏するという素晴らしい企画。ルグランというと、数々の映画音楽を手がけ、サティのミニマル的な音楽とは逆方向のような気もしますが、これが聴いてみると、実に自然で何の気負いもなく、とてもリラックスできる内容なんです。
しかもこの解説はピチカートの小西康陽という、何だかよく分からない人選。
まあルグラン→小西は分かるんですが、小西とサティは、かなりかけ離れている気がします。
ジャケも今ひとつな感じなんですけど、内容はいいということで、紹介してみました。
解釈について
(2006-03-23)
人によって好みの弾き方(または、聴こえ方)があると思います。
ミシェル・ルグランは曲をどのように味わえば最高の、響きをもたらすのかを知っているかのように、とても心地よく、音を奏でてくれます。
曲によって早かったり、遅かったり・・・。
そうする事によって、聴いている側は音を味わったり、ハラハラしたり時には驚いたりします。サティの曲を「こんなにドラマチックに演奏できちゃうわけ?」と、少しビックリしました。
ジムノペディはかなりゆっくり、味わい深く消化していっている感じがしました。それにこのCDは【ジャック・イン・ザ・ボックス】が収録されていて「この曲、弾ける(弾く)人いるんだ」と、他ではあまり聴けない曲が聴けて、とっても良かったです。
ミッシェルルグランのピアノでサティを聴く
(2004-11-14)
自身もJAZZ畑、ポピュラー畑では作曲者としての評価を確立しており
いくつかの曲はスタンダード化しているのだが、そうした才人が
自分なりの解釈をかなりの許容度で可能にするサティの作品集を
演奏している。結果、非常に気の利いたアルバムに仕上がったと思う。
音も良いし、空間にたゆたう響きも緊張と緩和のバランスが取れていて
なかなか見事。ピアノ好きにはもとより、
最初にサティの作品を聴くのならこの盤から、とお薦めできそう。
とっつき易さ=やはりポピュラー畑に重心のある人の解釈ということだろう。
サティmeetsルグラン
(2002-07-03)
音がはっきりと響いていて、スリルもある。サティの演奏盤のなかでも、ポピュラーミュージックの大作曲家の演奏だけに、かなり良い解釈だと思う。