不穏なる音空間
(2003-12-15)
もうこの頃のNINE INCH NAILSの音楽は難解だなどといわれるが、プログレでもないのにそういってしまうのは、純粋にNIN(トレント)の音楽をもう楽しめなくなってしまった輩だけだろう。
①は文句なしの傑作なのだけれども(デヴィッド・ボウイの(ヒーローズ」に匹敵するだろう)、せっかく3枚にも分けてシングルとして出しているのだから、アルバム未収録ヴァージョンには出来なかったのだろうか。②10マイルズ・ハイは一見単調だが、力強くトレントのヴォーカルが十分堪能できるのではないか。③ザ・ニュー・フレッシュは、DVD「AND ALL THAT COULD HAVE BEEN」のタイトル・メニューでそのインスト版が使われており、ライヴ映像前の不穏な音空間を作り上げている。アルバム「フラジャイル」の出だしの一曲めとして収録されていたら、また違った妖しいかおりたつ作品になっていただろう。