女性シンガーにはじめて共感
(2007-09-29)
今までこれという女性シンガーに出会いませんでしたが、小谷さんのうたは同じ女性として
はじめて共感できました。歌詞がストレートに伝わること、声の響きの美しさ、泣きのメロディが
印象的です。アレンジはシンプルで、声・歌詞・メロディが生かされてると思いました。
ちょっとありがちな女性の感傷的な詞ではなく、人として女性としての気持ちをそのまま歌っていて
心にストンと入ってきます。一度聴いてずっと聴き続けたいアーティストに仲間入りしました。
傷
(2006-09-20)
衝撃でした。
一曲目から歌手の歌の力に圧倒されて・・・世界に引きずり込まれる感覚でしょうか。
単に自虐的になってるだけの人には伝わらない、小谷さんの深い「傷」に、ただただ垂れるのみ・・・。
へヴィーなものがへヴィーなまま鳴ってしまっているので、BGMにはなりません。(長所ではあるが、ある意味で短所でもある)
このメロディーと歌の力に、こちらも全力で耳を集中しましょう。
一番好きな曲は「左手」。ひさしぶりに全てのアルバムを揃えたくさせた音楽家です。
魂への刻印
(2006-05-17)
この音楽に会わなければ、私の弱い心は 疾うの昔に壊れていた…
『母の日』に触れていない自分がいたら、彼は取り返しのつかないことをして 犯罪者になっていたかもしれない。
偏屈で、誰も信じなかった。自分すらも信じられなかった。
そんなウソツキな私を支えて、全うに世に送り出してくれている。
ほんとうに 敬服してやまない名盤。
何も飾らない言葉を、心のままに ピアノと共に弾き語る。
音、声、詩…全てに 「力」 が漲っている。
彼女の代名詞ともいえる『火の川』を含む、全10曲。
収録されている全てが、恐ろしいほどの名曲。
1st、2ndに較べ、感じるままに社会の不条理を ばっさりと斬ってのけるような曲は少なくなった。
しかし、より深くなったテーマは、本質を射抜くようになり、心を奥をえぐってくる。
音楽が持つ力の素晴らしさを知ってから、常に新しい作品を求め 探し続ける日々を続けているが……
このアルバムは、一線を画する 違う世界にある。
心に響く『詩』が好きな方。
もし聴いたことがなければ、レンタルでもいいから触れて欲しい。
そして、数日後。
この一枚は、手元に無ければ不安になってしまう、そのくらい大きな存在になっているはずである。
現時点での最高傑作
(2004-03-16)
彼女のアルバム中、私が知ったのは最近ですが、じわじわと効いてきます。 この頃は、毎日流さないと気が済まなくなっています。 このアルバムが、一番弾き語りをアレンジで邪魔していない。 むき出しの、楽曲だけで勝負しているのが、心地よいのです。 かといって、ファースト程に歌詞の不安定を感じることはありません。 ベストアルバム収録/シングル曲も全てよろしいのですけれども、 それも含めて7曲目を推します。 最初、何のことを本質的にうたっているのか、ぴんと来なかったのです。 何度目か聞き流していた時、本当に「音楽がおりて来た」気になりました。 この1曲で価値はあります。 彼女の作品はどこか中途半端で未完成な点が魅力的なので、満点はつきません。
彼女の「うた き」での歌声は時として
(2003-10-27)
心地よさを通り越し、寒気を感じるほど。
このアルバムでは、ポップ的な明るさよりもむしろ彼女の想いを伝える術としての唄に重きを置いているように思う。
歌詞は、その時彼女が思っていたことをストレートに伝えており、そこには作為的なものは一切感じない。
それだけに、社会の表面だけをなでたように聞こえてしまう歌詞も中にはある。
しかしだからこそ、その時の感情をそのまま歌にしたという、リアリティーがそこにはあると思う。
その結果、アルバムに収録された曲達は、こねくり回していない荒々しさを秘め、恐るべきパワーを持って聴者の胸に突き刺さるんだと思う。
まさに小細工の無い傑作。