クリスマス、クリスマス
(2007-12-12)
1作目とはうって変わって、クリスマスを意識した選曲がなされているアルバム。
クワイヤーのような仕上がりになっていないところが、山下流とでも言えるところだと思う。
部屋の照明を落としてじっくりと聞き込みたいアルバムになっている。
On the Street Corner1と共に超オススメ!
(2006-10-05)
ア・カペラとは『無伴奏で』という音楽用語ですが、
このアルバムはOn the Street Corner 1の続編として86年にリリースされたものです。
前作は特にドゥーワップを中心にしたアルバムになっているが、今作は様々な音源の
一人多重録音にチャレンジしています。
当時、ここまでの完成度のアカペラ音源は国内では皆無で、しかも一人多重録音という手法は
現在に至るまで類を見ません。
出色はSo much in Love と2曲のクリスマスソングです。
So much in Loveは確か30年近く前にパイオニアだったかのCMで流れていたのを
達郎さんが聴いて、これなら自分の方が上手い!とライバル心を燃やしたそうです。
確かに素晴らしい出来です。
また、クリスマスソングは荘厳なクリスマスミサの雰囲気を感じさせてくれるアレンジと歌いまわしです。
おごそかな気持ちにさせてくれる出来に仕上がっています。
ドゥーワップからジャンルを広げた事で、ポピュラー感が増して、明るい雰囲気を感じます。
文句無し!☆5つです。
意義深い「2」
(2006-01-14)
POPSに再選曲され、ア・カペラが益々リスナーに近づいた一枚。そしてア・カペラがもう馴染み深いものになってきた00年代の今日、達郎さんの今作は先駆けとして、いつまでも後輩たちの教科書になってゆくのだろう。ここを基準として日本でア・カペラが進化してゆくと思う。将来、「1人多重録音でアマポーラをア・カペラ?それはもう○十年前に山下達郎がやってるよ。俺たちはもっと新しい事を演ろう。」という風に。日本人によるア・カペラはまだまだフロンティアな場所だと思う。
ところで、今作がPOPS中心ということで、広く普及される要素を獲得したのだが、同時にそれに耐えられる歌の力が演奏者に備わっている事、そしてその声が普遍的な基準になりうる声だという特徴も感じる。1人多重録音は考えずに、純粋に達郎さんの声自体はハーモニーに適した曲線の滑らかさ、丸さを持っている。なので、カヴァーで譜面そのものの力を起こす際、楽曲本来の良さに著しく偏な癖がつかない。だから、達郎さんしかできない緻密な作品・歴史的good-jobであると同時に、限りなく達郎さんが媒体に徹しきっている要素も伺えるのだ。その人類の財産とも言うべきオールディーズたちを新しい人たちに紹介するという、使命的要素を引っさげて。だから私のような原曲を知らない素人にも純粋な曲の良さがダイレクトで伝わり、酔いしれる。勿論マニアには細かいところにまでその耳を満足させる要素も含まれているのだろう。
そういう意味で、達郎さんがPOPSをア・カペラで演る聴き所はたくさんあるのだと思う。勿論歌い方の癖なら誰でもあるものだが、ここではその声質だけ注目すると、非常に調和しやすい性質を持たれてると思うのだ。
「ア・カペラ」の醍醐味がいたるところから感じられるCDです
(2005-05-15)
山下達郎のア・カペラの「On the street corner」に出会ってから、もう四半世紀が経ちました。
当時、合唱関係者以外には「ア・カペラ」という言葉に馴染みがなかったわけで、まして一人で全てのパートを歌う「ア・カペラ」は非常に珍しい試みでした。
普通、どんなコーラスグループでもメンバーの声質は異なりますから、ハーモニーの響きを合わせるのは、結構難しいものです。ただ、達郎は、自分の声を4パート+アルファの声部を重ねて録音しているわけですから、当然良くハモリます。
人間の音域というものは、そんなに広くありません。4パートのコーラスを歌うとなると相当広い音域が要求されます。達郎はテナーですから、ベースは無理して出しています。でもそれなりに胸に響かせて雰囲気をかもしだしているのは、立派です。
この「On the street corner 2」は、第1作よりももっとポップス色を強め、もう少し幅広い年代や音楽ジャンルから曲を収録しています。最後の「SILENT NIGHT」と「WHITE CHRISTMAS」は秀逸で、これだけ聴いてもこの試みの素晴らしさは理解できると思います。個人的には有名な「SO MUCH IN LOVE」の軽快さがたまらなく好きですが。
他のどの曲もノリがよく、聴き込めば聴きこむほど、細部までよく練られたアレンジとボーカルだと感心しました。
「達郎恐るべし」ですね。
たっつぁんが本当にやりたいこと?
(2003-12-15)
ストリート1がリリースされたときは、確か限定発売だったのですが、以外や以外。コレがかなり売れました。次にリリースしたコレも売れたはずです。特にクリスマス関係の楽曲が入っていたからだと思います。これらのアルバムを聞くと、山下達郎さんが本当にやりたいものが、コレではないのかと、私は思っちゃいます。
多分ストリート4もしこしこと達郎氏は作っているに違いありません。期待します。おっとその前にこのアルバムは聞くべきです。