ボウイはソロがいい
(2002-07-29)
80年代後半に「今後は『ロゥ』や『ヒーローズ』のようなサウンドに戻るだろう」とボウイ自身が語っていたが、それを実現したアルバム。
長い付き合いのマイク・ガースンやこの作品後、急逝してしまったミック・ロンスンら他多数ゲストミュージシャンが参加、プロデュースはナイル・ロジャースでボウイ人脈炸裂の様相である。
サウンドはべルリン時代のような実験性に加えジャズ的アプローチ(レスター・ボウイやリチャード・ティーらも参加)に富んだアルバム。
カヴァー曲も秀逸でクリーム「I Feel Free」も素晴らしいが圧巻はモリッシーのカヴァー「I know It's gonna happen someday」だ。オリジナルはモリッシーがミック・ロンスンプロデュースで発表しているが、「ロックンロールの自殺者」をモチーフにしたと云われ、ある意味セルフカヴァーとも取れ、そう思いながら聴くと熱がこもる。復活の一枚と言える作品に仕上がっている。