配曲の妙
(2008-12-10)
布袋プロデュースが強く出ていたワーナー時代のベストアルバム。
個別のアルバムを聞くと賛否の分かれるのは分からなくはないですが、
このベストアルバムに関して別物と考えても良いと思います。
1曲目は「氷のように微笑んで」。収録アルバム「未来」では6曲目でほかの曲に
挟まれる扱いだったのが、トップバッター。幕切れの鋭さと次曲からの「ふたり」、
「Angel Eyes」のゆったり感をより引き立てているわけです。
こうした転換する曲がいい順番で使われているのがこのベストアルバムの良さ。
「ALWAYS LOVE YOU」でくどいほどに恋心を歌い上げた上で
「潮騒」を歌うのはこれも対照の妙で、しかも最後はピアノソロ。
同じくピアノソロで始まる「Goodbye Yesterday」につながり、大団円というわけです。
このアルバムを聴いて配曲の妙ということを思い知りました。
ワーナー時代のアルバムをいまひとつと思っている人もこのベスト盤を聞くと
まんざら悪くないと思うでしょう。
まさにボクにぴったりの曲でした。
(2007-09-01)
99年の暮れに大失恋、失意のどん底で自暴自棄になっていたころ、この曲と出会いました。今井美樹さん主演のドラマの主題歌でしたよね。この頃、カミサンと出会い、付き合い始めました。よく二人でこの曲を聴いたなー。本当に「涙の数だけ人はきっと幸せに近づいているはず」だと思いました。今でもつらい時に聴くのはこの曲です。「4月になれば」はアルバム未収録曲です。
それだけのこと
(2007-05-23)
ワーナー時代の三枚からのもの。『Goodbye Yesterday』だけがドラマのテーマで有名。それに便乗してシングル2枚、この作品も廉価盤二回目の再版だ。これまでも、これからも、このひとは、ベスト・コンピレーション・タイアップ・定番曲ツアーの三点セット、いずれかのCD+DVD盤で売りに売って活動していくことだろう。現にこれまでも、20年間ブリッコして“爽やか・清楚・純情・ファッショナブル・奔放”女性、でやってきた。それだけのことである。
時期
(2007-05-14)
この作品は、2002年に出されたワーナー時代のベスト盤の再廉価盤だ。1999〜2002年に今井はオリジナルアルバム3枚、シングル6枚を出した。アルバムは『未来』『太陽とヘミングウェイ』『AQUA』で、二作目の“Goodbye yesterday”がドラマ「ブランド」のテーマとなったのが有名。ただ、総じてワーナーでは良くも悪くも布袋寅泰の影響が色濃くジャズやら打ち込みやらで統一感が無く、シングルヒット中心にまとめざるを得なかった、実り少ない時期だったといえる。
ちがい
(2007-04-22)
このベスト盤を聞いていると…、つくづく、松任谷夫妻、山下達郎=竹内まりや、のようには、今井=布袋は絶対なれない…と思い知らされる。単なる夫婦・信頼関係以上の、音楽的創造能力。見てくれか、否か。2006年から2007年は今井も布袋も様々なイベントを目論んでいるだろうが、いまいちど、自分達のことと仕事を反省し直すべきだろう。