バンド・オブ・ジプシーズの全貌が明らかに!
(2007-10-18)
黒人のみで結成されたジミのユニット、バンド・オブ・ジプシーズのライブアルバムは以前から出ている「バンド・オブ・ジプシーズ」が有名ですが、このアルバムは1969年の大晦日(アメリカでは大晦日とは言わないでしょうけど)から1970年の元旦にかけての4ステージの模様をピックアップして収めたものです。前出の「バンド・オブ・ジプシーズ」とは、1970年元旦の2ステージ目「We Gotta Live Together」の1曲のみが重複していますが、それ以外の曲はオフィシャルとしては全て初出の音源なので、安心して購入してください。2CDというボリュームはかなり聴き応えありますね。
これまでに出ていたジミのライブ盤は、いいとこ取りの音源ばかりで、ステージとしての連続性が感じられなかったのですが、ここでは実際の演奏順ではないにせよ、2日間のステージを収めただけに、当時のライブのリアル感がじかに伝わってきます。とくにDISC2の冒頭では新年のカウントダウンまで収められていて、70年代の幕開けへの期待感とは裏腹に、数ヵ月後にはジミ自身が亡くなってしまうという現実との狭間に、無常感を感じえずにはいられません。
「バンド・オブ・ジプシーズ」では、その驚異の爆音で我々を驚かせた「Machine Gun」は、2テイク収められていますが、ベストはやはり「バンド・オブ・ジプシーズ」のテイクでしょう。ここでのテイクは残念ですが、そこまでのポテンシャルは感じられません。考えてみれば、これだけ濃い演奏を1日2ステージもこなしているわけで、そうでなくても体調の好不調の波が激しい彼だけに、通しで聴くとそんな「アラ」も見えてきます。そんな部分をも含めて、生のジミを感じたい人にお勧めです。出費はかさみますが、まず「バンド・オブ・ジプシーズ」を聴いてから、本作を聴くと全体の流れがわかってより深く楽しめると思います。
よい!
(2004-11-30)
正直、録音状況がどうの言われて聞き取れるほど耳が良くないのですが、ジミヘンのライブではこれを一番聴きます。どの曲が一番とかはこの際関係なく、丸ごとのライブとして聴いたほうがジミのギターを堪能できると思います。ギターのすごさはもちろんなんですが、ジミヘンの歌ってよく聴くと本当にスゴイ。あれだけのギターに負けない歌ってなかなか歌えないですよねー。リズム隊をギターボーカルの一人で完全に食ってしまう・・・。こんな人、今いたらどんなジャンルで音楽やってんでしょうかスゴイ気になります。
ジミヘン中級者向け
(2004-11-27)
このライブアルバムはすごい。69年、12月31日に行われたライブを収録しているのですが、なんといっても1曲目の「ストーン・フリー」がすさまじいです。中盤はどこまで行くんだ~と言う感じで突っ走り、終盤のクライマックスのギターが本当に格好いい。鳥肌が立ちます。
何よりこの時期のライブで珍しいのはドラマーのバディ・マイルスによるジミとのコーラス?の掛け合いです。
ただ、あまりメジャーな曲が入ってないので、中級者向けと言えるかもしれません。演奏はある意味で頂点を極めたものと言えますので、お勧めできます。
内容に触れる前に、
(2003-12-22)
僭越ながら、本作の「位置」を紹介させていただく。
ジミという人は、その短い活動期間におよそ3つのバンドを作っている。
最も有名なのがJIMI HENDRIX EXPERIENCEで3枚のスタジオ盤を制作し、多くの代表曲を残している。
このBAND OF GYPSYSは69年にBilly Cox, Buddy Milesと結成されたトリオで、EXPERIECEがジミ以外は白人による構成だったのに対して、黒いバンドになったのが表面上最大の変化と言える。
内容的にも勿論ファンキーな面を基調としたバンドである。
本作は69年12月31日、翌1日に各2回ずつ計4回のライブ音源をまとめたものだ。
ジミの生前既にバンド名と同タイトルのアルバムが出ているが、本作はそれに収録されたものと違うバージョンから構成されている。
故にマニアには「たまらないセット」になるわけだ。
一般のロックファンからは、なぜか脚光の浴びない部分を、かなりボリュームで味わうことができる。
録音状態も完璧でリマスターもエディ・クレイマーが担当している。
70年に入り、ベストと言い難かったライブ・パフォーマンスと較べれば、本作の秀逸さは特筆ものだと考える。
Machine Gunは本家のアルバムに及ばないまでも、1-#1、#3など本作でしか聴くことのできない名演も多い。
また2-#8は「その後のジミ」を思わさずにおかない幻の曲と言える。
Drが走りすぎ・・・
(2003-05-04)
やっぱ、エディ・クレイマーって本物だよな。確かに、リアルマスターテープが有ったからって根気の要る作業してるし「職人」だよな・・・ジプシーな面子になり、年末年始大忙しのジミちゃん。機材関係が理想に近ずきノリノリのご様子で、テンポ速めあり・ドッシリ重めありーのマストアイテムですな、これは。ただ難点が一つ、つのだ・ひろ兄貴の兄弟分Drのバディが走っちゃうんだよね。気にはしないが、気になる程度だけど・・・このアルバムで聴けるストーンフリーは最強ヴァージョンです。まぁ、よくあったなぁと感心します。隠さずに、フィルモア関連の他のバンドも出しましょう・・・