誓言がとても好きです。
(2008-04-03)
この頃は北京語と広東語のアルバムを出したりで多作ですが、全曲北京語で歌われたこのアルバムは最高傑作といっても差し支えないと思います。この頃からただの香港POPSではくくれない歌の世界を聞かせてくれるようになりました。
9曲目の「逃避」はあの有名曲「夢中人」(背影に収録)の北京語バージョン。聞き比べてみると面白いと思います。しかし白眉は元夫の竇唯(ドゥーウェイ)がCHINESE FLUTEで参加の「誓言」。フェイの艶やかで透明感のある声との相乗効果で独特のハーモニーを醸し出しています。
いいアルバムですよ
(2006-07-17)
中華ポップスCDの中でどれを処分して良いか、などと酷なことを訊かれたら、まずこのCDは引っ込めますね。これはフェイオォンのというより、中華ポップスの中でも本当に良く出来た作品です。90年代前半から中盤にかけてフェイオォン全盛時に良く聴きましたね。曲が軽くて聴き易いし、それでいて余韻を残す曲が多く、一枚を通して天空というコンセプトがあり、一貫性が感じられます。フェイウォンはこの後テレサテンのカバーも出しており、あれも素晴らしい出来ですが、これもそれと並んで好きなアルバムです。いいですね。
アジアの息吹にのせて
(2005-10-25)
ヴォイス奏者という肩書きが、これほどぴったり当てはまるアーティストも珍しいかもしれません。
1曲目の『天空』は早くもこの作品のハイライトとも言うべき傑作で、伸びのあるヴォーカルを堪能できます。アルバム全体を通してナイーブな印象を受けるほど、クリスタルな声質で歌われています。明るくてポップな曲調の物はほぼ3曲目の『天使』のみで、あとの曲はすべて痛みに溢れた内省的名曲が連なります。このアルバムの美声の向こうには、アジアの風が、光が、美しさがあり、チャイニーズポップスの魅力はアジアの魅力そのものです。聴けば聴くほど、味が出ます。ボブディランには『ブロンド・オン・ブロンド』と言う名盤があり、日本の佐野元春には『ザ・サークル』という傑作、アジアのフェイウォンには『天空』があるのです。
12時前のシンデレラ
(2005-06-29)
王道じゃなく、フェイの原点です。北京語のベスト非売品を見ても、このアルバムからのセレクトが圧倒的に多いです。それぐらいいい曲ばっかり入ってます。確かに、その後のフェイの個性的な展開はここからは予想できないものですが、だからこそこの時期のフェイは特別です。ポップスをここまで綺麗に歌えるのはフェイ、いや王靖雯ならではの腕前です。天空自体がひとつの物語みたいな感じで、寝る前、静かに最初から最後までゆっくり聞くのが最高だと私は思います。12時前のシンデレラはこんなに美しいんだと感じてみてください。
すみませんが・・・
(2004-05-04)
多くの方から高い評価を受けているようで購入しました。しかし、他で中国女性の声の美しさを既に知っている人は買わない方がいいでしょう。高音の声がやや枯れ気味に私には聞こえます。高音につやがほしいです。大陸的な曲想をこのCDに期待してはなりません。あくまで現代ポップで、その時流にのっている声であり、メロディなのでしょうね。