ビクターエンタテインメント
タンゴの良さがこの1枚に・・・ (2007-04-22) 現在、タンゴはダンスブームとともに見直されてはいるものの、日本でも‘50〜60年代は最先端の音楽として流行し、A.ハウゼ楽団は同時期に活躍していたマランド楽団と人気を二分していたものだった。このアルバムはこの楽団が98年に来日・演奏した際の曲目を演奏順に忠実に再現したもので、まさしく来日記念盤と言えるものだ。 彼らの演奏には重厚なオーケストラ演奏に特色があるとともに、斬新なストリングスアレンジと小気味良いリズムに独特の持ち味があり、時を経てもその個性は脈々と息づいている。 このアルバムでの曲目では、彼らの18番、「碧空」や「ラ・クンパルシータ」「真珠採りのタンゴ」などのタンゴのスタンダードや「小さな喫茶店」(昭和10年に中野忠晴の歌でヒット)等懐かしいポピュラーが全24曲入っているが、「モンティのチャルダッシュ」を聴いて、おやっと思われた方がいるのではないだろうか、最近ではCMソングとして流れているこのナンバー、実は、フィギュアスケートの浅田真央選手がこの曲(別演奏)でフリーを演技したことでも知られるようになったのである。 その後も音楽監督として支え続けていたA.ハウゼは05年に亡くなったが、現在でも絶大な人気を誇るこの楽団、このアルバムで改めてタンゴの良さがわかると思う。