エクスペンシヴ・ワイノーズ誕生前夜
(2004-12-17)
ミックの勝手気ままなソロ活動に業を煮やして立ち上がったキース・リチャーズがプロデュースした御大チャックのライヴ映画のサントラ。この盤の目玉はまずはチャックのキャリア集大成的BEST選曲。ロックンロール・ミュージック、ロール・オーヴェー・ベートーベン、スィート・リトル・シックシティーン、そしてもちろんジョニー・B・グッド。全盛時からは程遠いとはいえ、当時60歳とは思えぬ活きのよさです。それから多彩なゲスト陣。④のロバート・クレイ(まさにブラウン・アイド・ハンサム・マン!)、⑦は本人もカヴァーしてたリンダ・ロンシュタット、⑧のブルースでクラプトン、⑨ジュリアン・レノン、⑪なんとエタ・ジェイムス。そして全編でギターを弾くのがキース!バンドは、B:ジョーイ・スパンピーノ、Ds:スティーヴ・ジョーダン、Key:チャック・リーヴェル、P:ジョニー・ジョンソン、Sax:ボビー・キーズ。実はこのバンドのメンツでそのまんまキースの1stソロで2曲ほど録音しています。おそらくライヴがはねた楽屋でこんな会話。スティーヴ:「よぉキース。今夜はなかなかしびれたぜ。ミックもアルバイトで忙しそうだし、いっちょ俺等でバンドやらねぇか?」キース:「あぁ、それも悪かねぇな。」・・・やがてチャーリー・ドレイトンとワディ・ワクテルが加わって、エクスペンシヴ・ワイノーズの結成、ってな感じ?そんなバンド誕生物語としても貴重なライヴだと思います。
チャックよりキースにぶっとび!
(2001-10-29)
このCDの元になった映画は88年に日本で公開されました。
当時はもはやローリング・ストーンズのニューアルバムは、二人の不仲で実現は永久にないかも?とがっかりしていた頃で、チャックの映画とは珍しいと偶然試写に。しばらくして映画半ばで、なんと懐かしいギターサウンドが。こんな音ってキースに似てるなと思っているとカメラがインしていって、なんとキースが!!思わず椅子からずり落ちました。しかもなんとかっこよく年取ったことか。
収録されたチャックの歌も青春の思い出。それを新しいサウンドでさらにグレードアップ、チャックのいい加減さがぐっと上がったのはひとえにキースのおかげですよ。