MCAビクター
ほっこりするジャズ・コーラスの傑作 (2007-02-07) カウント・ベイシーのコンサートで「パリの四月」が演奏されると、曲の最後の部分を「ワン・モア・タイム!」とくりかえし、さらには「ワン・モア・ワンス!」と再度くりかえして演奏するのが「お約束」となっていました。このアルバムでも「パリの四月」が取り上げられ、当然、くりかえしています。また「レイジー・リヴァー」では歌詞の一部を変えて「ベイシーのリズムにのろう」なんて楽しく歌っています。 ジャズ・コーラスというと、あまりなじみがない人も多いかもしれません。年配の方はダーク・ダックスとかデューク・エイセスを思い出されるでしょう。ミルス・ブラザーズは、兄弟コーラスですから息はぴったり合っていて、声質もよくそろっています。それにベイシー・ビッグバンドの演奏ですから、これはもう気持ちよさの極地です。あの「タイニー・バブルズ」なんて、聴いているだけで気分がほっこりしてきます。 寒い冬の日に、ラム酒入りのコーヒーとかをすすりながら聴いたら、身も心も温まる、そんなアルバムです。ジャズ・ヴォーカルは何枚か聴いたことがあるけれどコーラスものはまだ、という方に、最初に聴く一枚としてお勧めします。