ライヴまでの〈予習〉のために
(2003-01-27)
タイトル通り、ほぼ“エッセンシャル(必須の)ボブ・ディラン”を網羅しています。さらに、ほかの同年代や後輩のアーティストによってカヴァーされた有名曲もほぼ入っています。具体的に言うと、ディスク1のトラック13は、ジミ・ヘンドリクスやU2がカヴァー、ディスク2のトラック2はジョージ・ハリスンがカヴァー、トラック5はエリック・クラプトンやガンズ&ローゼスがカヴァーしています。そして、これらの曲がデジタル・リマスタリングされているのも大きな魅力でしょう。
とはいえ、このベスト・アルバムを聴いてわかるのは、ディランが天性のライヴ・パフォーマーだということです。つまり、ほとんどの曲はライヴ・アルバムで聴いたほうが、たとえば、「女の如く」、「ハリケーン」は『ローリング・サンダー・レビュー』で聴いたほうがはるかに感動的です。ディラン本人が「ツアーをするためにアルバムを作っている」と語っているように、ディランにとってスタジオ・レコーディングはしょせんライヴ・パフォーマンスのリハーサルにすぎません。
ですから、われわれリスナーも、あくまでライヴ体験に必須のリハーサルとして、このベスト・アルバムやオリジナル・アルバムなどのスタジオ・レコーディング作品を聴き込むことが必要なのでしょう。つまり、デュランのライヴ・アルバムを聴いたり、あるいは1988年に始まり現在も続く彼のネヴァー・エンディング・ツアーの観客となったりしたさいに、「やはりディランは天性のライヴ・パフォーマーなんだなあ」と納得できるためのリハーサルとして。
最新のベスト
(2001-11-09)
これまでも、そして現在もいろいろなベスト盤や企画モノが出ていますが、正真正銘の最新のベスト盤が、これです。
私もそうなんですが、オリジナル曲に飽き足らず、ついついブートレッグや未発表バージョンを聴く機会が多くなりますよね。
そんななか、発売されたこのアルバムは、改めてオリジナルの凄さを再認識させてくれます。
初めての人も、マニアの人も、必携のアルバムです。
デジタル・リマスターのオマケつき。お試しあれ。