メランコリック
(2003-10-10)
とにかく暗い。
前作、「blue lines」から荒々しさや温かさを見事に抜いた感じ。
しかし、曲の完成度は格段に高まっている。
少し触れただけで崩れ去ってしまうような、とにかく繊細な仕上がり。
とても上品で、「踊れないダンスミュージック」の代表作。
ボーカルにトレイシー・ソーンを起用し、アルバムのトップを飾る
「Protection」は唯一、明るめだろうか?
上品でセンチメンタル、303のトラック。見事です。
後は、slyがおすすめですね。
こちらも暗く、悲壮感あふれるストリングスがキテます。
p.s.このProtectionから、8曲を選んで、
ダブの帝王Mad ProfessorがREMIXした「No Protection」がありますが、
こちらは、テクノ初心者の方はやめといた方がイイでしょう。
ただ、無意識に違う世界にトリップできるような、情緒不安定な作品なので
分かる人には分かるはずです。
多彩なゲストで彩られた傑作
(2003-03-05)
94年リリースのセカンド・アルバム。
1stから引き続いてシャラ・ネルソン、ホレス・アンディのヴォーカリストに加え、トレーシー・ソーン、ニコレットという個性的なゲスト・ヴォーカリストやクレイグ・アームストロングもピアノ等で参加している。
爽やかな印象の「Protection」をオープニングにヒップホップ色の強い「Karmacoma」などのシングルヒット曲や新作『100th Window』にも繋がる「Weather Storm」「Heat Miser」のようなダウンテンポのインスト曲までバラエティに富んだ曲が交互に繰り出されてくる。
「Weather Storm」「Heat Miser」などの印象派的な曲も、このバラエティに富んだアルバムの中に在ってこそ生きてくると個人的には思う。
これこそがマッシブの魅力であったと思えてならない。
まぎれもなくブリストル・シーンを代表する傑作である。