ボクの人生を180度変えた音楽
(2007-12-24)
30年くらい前、私は音楽家としての勉強の関係もあってクラシックしか眼中になく、クラシックが最も音楽として「深く、高尚なもの」と思っていました。高校の頃です。NHK FMに「軽音楽をあなたに」という番組があり、大衆的なものは「軽い」というイメージ付けが浸透していました。ところがその番組の中で「ケルンコンサート」が流れてきたとき、「軽」音楽にもこんなに深い音楽があるとは!と衝撃を受け、それからというもの、八神純子でもチューリップでも、いいものはいい!という価値観に生まれ変わりました。私の音楽人生の中で、転機になった1枚です。それからというもの彼の音楽にハマり続けましたが、他の方のレビューにもあるように、ソロではこれを超えるものは出ていないように思えます。
以前に彼のソロピアノを(他者によって)「精密に」コピーされた楽譜を出版する段になったとき、キース自身が選んだものはやはり「ケルン」の1作品(全曲)でした。そのことからも、キース自身が最も気に入っているものなのだと思います。
純粋音楽、快楽体験。
(2007-11-10)
純粋音楽。
ほとばしってます。
奇跡が起きたのか?
ピアノの音に混じって、ときどきキース自身の呻きとも叫びともなんとも言い難い声も録音されています。
ドイツのケルンは奇麗な街です。大聖堂があります。奇麗な河が流れています。
奇麗な橋が架かっています。
ビールがうまいです。
ポカポカ晴れた日に、お部屋を軽く掃除してコーヒーでもすすりながら、タバコでも燻らせながら、大音量で聞いてみて下さい。
快楽音楽至福体験。
外ではすずめがチュンチュン鳴いてます。木の葉が風に揺れてます。
それらの音さえも包み込みます。
あー人生って案外捨てたもんじゃねーかもなー、、、、。
ほとばしるってこういうことかー!
なんだか分からない感情、エナジー、情熱、オーラ? 出まくっちゃってます。
こないだの新宿でのコンサートはいまいちだったけど。。
奇麗な森の中、小さな川をつたって行くと、行き止り。
そこにはこんこんと美しい湧き水が、途切れること無く湧いては流れ。
緑の水草を揺らし、美しい小魚が泳ぐ。
ありがとーキース。
天上のピアノ
(2007-11-07)
冒頭の4つの音を聴いただけで、日常とは隔絶した世界に入ってしまったキース・ジャレットと云うピアニストの、孤独な魂を感じる。
「人間にこれほど美しいものが作れるのか・・・」と云って自殺者まで出たと云われる伝説のライヴ。
この日ドイツのケルンにおいて、キースは美の神に自らの魂を渡す代償としてこの音楽を得た。その後のキースは、ついにこの高みに達する事はない・・・
湖に石を投げた波紋
(2007-09-01)
目を瞑って聴いてください
静かな湖に小石を投げて、、その波紋の音(実際音はありませんが)
それが このアルバムの第一印象でした
綺麗な、そして、切羽詰ったような 緊張感を感じます
ピアノが好きになったのはこのアルバムのせいなんです
心が震える演奏です。
(2007-08-01)
キースが指先からつむぎ出す内省的な旋律は、
あるときは静かな湖面に降り注ぐ雨のようでもあり、
またあるときは冬空に舞う雪のようでもあります。
即興演奏とは信じられないほど美しく、
聴く者の心を震わせます。
できればヘッド・フォンを被り、
目を閉じて聴いてほしいです。