ザヴィヌルは正しいメンバーチェンジをしたよ。
(2007-06-04)
改めて後期WeatherReportを聞いた。現在もザヴィヌルが現役で素晴らしい音楽を作りつづけているという事実を確認できる今になって評価するのも気が引けるのだが、このメンバーチェンジは大成功だったんでしょうね。本(WeatherReportを創った男)でも読んだけど、自分の才能に自信満々の彼は巷の評価など聞く耳持たぬだったでしょうね。今でもザヴィヌルの音が好きな私にしてみれば、ジャコのベースも無くなり、ショーターも目立たなくなってきた後期WRのほうが聞きやすいと感じている。それにオマーハキムや今でも信頼の厚いビクターベイリーの演奏は,よりFunkyで「活」があって非常に楽しい。
ボーカルが増えて云々などで評価を落としているようだが、一環としたその高貴な音楽性には一点の曇りも無い。素晴らしい、本当に素晴らしい。一人の人間が作りえる最高の芸術(音楽)がこのBandで実現されている歴史を我々はキチンと認識しないといけませんね。この後の作品群もいいよなぁ。WeathetReportというのはザヴィヌルそのものだ。
新生ウエザー、いろいろ始める
(2005-03-12)
1983年発表。1982年にはジャコ・パストリアスとピーター・アースキンという最高のリズム・セクションが脱退。ザビィヌル爺の動向が注目されていたが、爺少しも慌てず1982年6月ロスのハリウッド・ボウルで行われたプレイボーイ・ジャズ・フェスティバルでは新メンバーで参加、本作の内ジャケットでは大きなツアー用機材を運ぶ楽器用コンテナに新メンバー3人を詰め込み、爺とショーターで新メンバーを箱から出してお披露目するという写真まで同封されている。なかなかである。(●^o^●)
ライヴでもトリの『バードランド』の最後でマンハッタン・トランスファーの客演を加えて新しさを演出したりといろいろ始めている。しかしながらジャコの創造性に裏打ちされた曲は当然のごとくなく、ただただザヴィヌル爺のひとりよがりな世界が展開してしまっている。3人のメンバー(特にオマー・ハキム!!)が素晴らしいだけにそこが残念だ。
結論。僕にとってウエザー・リポートとはジャコ・パストリアスである。
FUSION
(2003-09-23)
1983年、今から20年前のアルバム。新しいラインナップで製作されたもの。ベースにビクターベイリー、ドラムにオマーハキムが参加。
ウエインショーターの比重はますます弱まり、ザビヌルのソロアルバムのようになってきているのは否定できない。ウエザーリポートは『エンターテイメント性』があまり出ていないバンドなので、ライトユーザーにはすすめにくいし、わかりにくいという特性を持つ。ハイライトはやはりマンハッタントランスファー参加の『WHERE THE MOON GOES』であろうか。FUSION衰退を食い止める手段=ボーカルをはめ込む=というのが実践されている。これはなかなか面白い試みであると思われる。
みえみえのコマーシャルな参加ではなくてあくまでクリエイティブな参加だからである。
チョイスの決め手はやはり『ザビヌルの作曲センスが好きかどうか、そしてザビヌルのシンセのアドリブが好きかどうかに』かかってくるのではないのか。 10点中7点