物静かなアルバムです
(2004-08-04)
私にとってマディは長い付き合いの他人のような存在だった。
名前知ってる,ライヴ映像も見た,CDもベストものなら持っている。
大好きなブルームフィールドが,演奏中に「Oh!マディ・ウォーターズ!!」と叫びながらギターを弾く事も知っている。なのに,何度聞いても私にはあまりしっくりと来ない音楽だった。
ところがある切っ掛けで「ハウリンウルフ」をよく聞くようになって、ついでと言ったら失礼だが,アコースティック・ブルーズなら聞けるかもしれないと思って,このアルバムのタイトルに期待して購入してみた。
ギターの音とヴォーカルの音の音量のバランスが昔自宅でやっていたセルフの録音状態のような感じで,やたらと彼の太い声がでかく聞こえるのだが,それが返ってうつろな気分の時に耳元で悪魔に囁かれるようで覚醒効果がある。
基本的には70年前後のニューロック世代であり、電気ブルーズ派の私であるが,これは気に入ってしまった。おかげで,今では十数枚の彼のCDに囲まれて生活している。
ブルーズとは偉大なるワンパターン音楽による物語である。