Curtis Mayfield復活の兆し (2006-11-22)
昔の様に華やかな場所ではないにせよ、地道に音楽活動を続けてきたCurtisが表舞台へ返り咲く兆しが見えてきた。雑誌"Blues And Soul"の主催者であるイギリス人、John Abbeyのインディレーベル"Ichiban Records"と手を組みCurtomを再興する事が出来た。そして約5年ぶりのスタジオアルバムが完成した。それがこの"Take It to the Streets"だ。
だが、このアルバム発売後、Curtis Mayfieldの復活の兆しを完全に打ち崩すかのように、不幸な事故が彼を襲う事になる。野外ライヴの途中で強風に煽られたライヴセットが彼の上に崩れ落ちた。そして彼は脊椎の損傷により首より下が半身不随となってしまう。
この"Take It to the Streets"は、明るい望みを全て絶たれた、絶望的な意味を持つようなアルバムに見える。誰もがCurtisの音楽業界復活はありえないものだと思ったに違いない。だがこの後彼は"New World Order"という傑作を引っさげて業界に返り咲く事になる。
"Take It to the Streets"というアルバムはあくまで、兆しなのだと思う。そしてその一縷の光をどんな逆境にも負けず追い続けた彼だからこそ、再び栄光というものを手に入れる事が出来たのだと、僕はそう思う。