最高のサウンドトラック
(2006-06-01)
Curtis Mayfieldの最高傑作としても名高い”Superfly”。
このアルバムは、当時制作されていた黒人映画”Superfly”のサウンドトラックとして制作された。この映画は、麻薬密売人を主人公として、裏の世界で生き抜く苦悩や葛藤、暴力やその中で生まれる愛について描かれた物語。当時、こういうドメスティックな社会問題や主張を唱える映画が多く創り出された時期であり、同じ様に音楽というものを通じ、様々な問題や主張を唱えるCurtis Mayfieldは、このサウンドトラックを創るのに全く持って相応しい人間だったような気がする。
この作品はこれまでの彼の作品”Curtis”、”Roots”と違い、ストリングスやホーンの使い方が、無駄なく削ぎ落とされ、部分的に使用する事により、音の厚みを抑え、よりスマートでタイトなサウンドを聴かせている。そして、彼特有のサウンドの持つ緊張感がより深みを増し、疾走感の溢れるカッコいい創りとなっている。
また、どの曲もPOP性に溢れた、優れた楽曲で、クールなファンクナンバーから、美しいメロディーラインが溢れる楽曲まで、多種多様であり、Curtisならではの、アルバムが1つの映画のような1つのストーリ性を創りあげるような統一感がある。
全米アルバムチャートでも1位を収め、Curtisを象徴するのに最も相応しい作品だと思う。
本当に感心する位、この作品の楽曲は素晴らしく、僕も好きな曲が多い。
そして、都会のギラギラとした、擦れたような、渇いたような、荒々しい曲から、エンディングに向けて、”No Thing On Me”や”Think”のような、美しい旋律が響き渡る曲に移り変わっていく様に、妙な切なさを覚えてしまうのは、多分僕だけではないはずだと思う。
リズム、リズム、リズム
(2006-02-09)
ファンクとは何か?そんなことはどうでもいいが、僕はこの音楽を聴いたら黒人は絶対踊りだすと確信している。裏の裏のリズムのリズム。やってる本人達の血走った目が想像できます。メロディーも、リズムも何もかも最高です。
とにかく格好の良い音楽
(2004-02-19)
~元々R&B(もしくはブラックコンテンポラリー)とは肌が合わず、敬遠していたのだが、
これだけは別。
25年前映画を見て、すぐにサントラ盤を買った。
音も映像も、とにかく格好が良かった。
そして、この25周年記念アルバムである。
今聞いても新鮮だ。
スリリングであり、暗い優しさがある。
R&B~~ フアンは元より、誰が聞いても文句なく『格好よし!』となるはずだ。~
シカゴソウル
(2003-06-04)
現在のニュークラシカルソウルのシンガーでこの人物に影響を受けていない人はいないと思う。それだけ影響力が絶大だ。
アレンジもすごいが。黒人の出す音楽性はかなり高い。音楽的なアイディアにせよ、なめらかさにせよ、パワフルでありながら同時にスムーズ=これは天才的。10点中10点
ブラック.ムービーのサントラで最高
(2003-03-01)
最初に聞いた時はファルセットで字余りな歌を歌うカーティスにピンとこなかったが、聞けば聞く程はまりました。バックのストリングスがスリリングで、ワウの効いたギターがからみあって、パーカッションが有機的なリズムを叩く。映画が描写する都会の下町の危うさ、冷たさとそれにぴったりな演奏とカーティスの問題意識の強い歌詞。こういう組み合わせの妙はなかなか他にないでしょう。
カーティスの他のアルバムも後に聞きたし確かに負けず劣らずいいものもありますが、入門者が歌詞とは関係なく音だけで気に入ることがありそうというのではこのアルバムが一番でしょう。