絶頂期のベスト・ヒット集
(2008-11-30)
このアルバムは、僕が中学2年生の頃(1972年)のアルバムですが、まさにカーペンターズ絶頂時代のものです。
「トップ・ポ・ザ・ワールド」は、彼らの気持ちを素直に表現した歌でした。世界ツアーを自家用ジェットで飛び回る映像は、当時の彼らの音楽界の位置を示しているとも言えました。まさに、世界の頂点だったと思います。
「愛にさようならを」「ハーティング・イーチ・アザー」「愛は夢の中に」など、絶頂期のヒット曲が盛りだくさんのアルバムです。そのほか、レオン・ラッセルの曲でアルバム・タイトルとなっている「ア・ソング・フォー・ユー」は聴き応えがあります。カレンとリチャードの想い出のアルバムなのではないでしょうか。
リマスター盤だからこその良さを実感
(2008-10-30)
カーペンターズを聞くことが人生の糧の一つになっているので、ベスト盤も含めて、ほぼすべてを購入し、聞き比べている。知っておいて欲しいのはリチャードの音に対するこだわりから各盤ごとにオリジナルの音源を相当リミックスしており、それぞれのベスト盤やコンピレーション盤によって、楽曲が微妙に変えてあるということだ。それはそれで楽しめるが、逆に本来のオリジナルの楽曲がほぼ聞けない時期がしばらくあった。そんな中でこのリマスター盤はカーペンターズの1972年のオリジナルのまま聞ける喜びが本当に実感できる。特に「トップオブザワールド」は従来のアルバムはシングルバージョンに差し替えてあったが、この中ではもとのアルバムバージョンを楽しめる。好みもあるが、繰り返して聞き続けるとオリジナル音源に勝るものはない。ベスト盤などのカーペンターズだけを聞いて、その音がカーペンターズサウンドだと思ってしまうと本当のカレンのボーカルの魅力や多重録音ハーモニーの素晴らしさは堪能できない。特にこのアルバムで聞ける「愛は夢の中に」は、加工して追加の音やエコーをかけすぎてるリミックス盤の、何十倍もの魅力にあふれた名曲だと思う。このアルバムの楽曲の良さ、アレンジ、構成力は言うまでもなくカーペンターズのアルバムで一、二を争うまさに名盤である。その名盤を、オリジナルの音で聞けることに勝る幸せはない。大推薦である。
Goodbye To Love は永遠に心に残ります
(2007-11-24)
1974-1975年頃失恋したとき"goodbye to love”を聞くと涙が流れて止まりませんでした。CDで聞くのと違いLPで聞くカレンさんの声は、まさしく僕の心に染みわたりました。艶があり、空気を震わすようなその声は永遠に僕の心に残ります。
独身だったので、そこそこのコンポステレオを持っていて、テクニクスダイレクトドライブ+パイオニアのアンプ+ONKYOのスピーカーはいい音で鳴っていたことも思い出します。デジタルの小さい機器でイヤホンで音楽を聴いている人を見ると、かわいそうですね。
天才カーペンターズの真骨頂
(2007-09-27)
カーペンターズといえば、リードボーカルのカレン・カーペンターの存在ばかりが目立っているが、このアルバムは兄のリチャードがカーペンターズのリーダーであることを印象付けるものとなっている。アルバムの構成力(アルバムにコンセプトを持たせたのはカーペンターズにとってこれが初めて)、アレンジ力、演奏家としての才能・・・リチャードの魅力が存分に発揮されている。特に"Piano Picker"はリチャードの半生を物語っているようで楽しい。もちろん珠玉のカーペンターズの名曲も数多く収録されている。“A Song for You"は今となっては亡くなっているカレンのことを考えるとなんとも悲しい歌詞だ。
絶頂期当時から現在も新鮮さは変わらない
(2007-05-16)
このアルバムの選曲は必ずしもベストとは思いませんが、とにかくカーペンターズのサウンドは色あせることがありません。素晴らしく美しいカレンのボーカルと卓越したリチャードの選曲、アレンジの才能は抜群です。どのような曲もカーペンターズの世界を作っていてオリジナル曲の存在を忘れさせます。このタイトルナンバーのA Song for Youもそのいい例でしょう。
いつ聴いてもいいなあと感じるアーティストは数少ないですが、彼らはまさにそのものです。